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君とひとつに成り果てる、夢。(そのままの気持ちだよ《改》)

この詩集は、短歌的な詩を基本書き連ねています。だから、どこかで書いた詩を、脈絡なく再掲載することもあります。この詩集でのよく似た詩の存在も知っていながら、そのままにしていたり、少し手を加えて《改》ってタイトルで再掲載することもあります。

なぜ今回に限ってこのことをあえて語るのかというと、今回の詩が、私のやりたいことを1番伝え易いのではないかと、思われるからです。


いちおう書きましたが、別に、以上のことにそれほど大きな意味は無いのです。ただ、楽しくお読み頂ければと思います。

でわ。


1


ああそれで

君とひとつになり果てる、

夢見る初恋、 レモンの純潔。


初キスを

君とするとき 息 できないはず、

あんなに甘い レモンはないはず、


その宇宙。

さだめのあやとり 取り合って

さすらう足跡 砂丘にえんえん。


生まれてこのかた、

頑張ったことがないというえんえんと続く罪。

このままひとりで、

誰の迷惑にもならず死んでいきたいという夢。


神様が

許してくれた 罪 無限、

たったひとつの 許されぬ夢。


その日から

泥 恐れない願いをねじ込み

反省しない黒猫となる。




2


夏休み

かすむ夕立ち、君のほうから、

私にこくった一瞬 稲妻。


小さくて

黄色い傘を差し出して

くれた。(優しい空気をまとった)


着飾らない。

温かい手がふれたので

なんだかちょっと小学生した。



そうしでね、

そうあいとかいうめでたさも、

ふたりのちゅうようあわせてちょうどね?


この先に

好きになって行く気持ちには

自信があります、どんどんどんどん。


重くない?

イヤならイヤってはっきり言ってね

駄目なら泣くとか う、うそだから。


天文部

星座占いして見せましょう。

星なら流星 落ちやすいさが


出逢ったら

子供用の傘を召し上げ、

大人の真心 差し上げたかった。


どうせ誰

でも、いいんでしょうって拗ねてても、

可愛いからいい 泣くのだけ駄目。


ランドセル。

背負って駆ける、 雫、 舞う

雨が上がった プールはきらめく。


そんな子の

黄色い傘は 傘置き場行き。

差す人いたら「晴れてますけど」


好きになる。

君を見ていると、好きになる。

好きに溺れる、 大、大、大好き。




子供らの

黄色い傘が似合う女性を、

ずっと好きになるはずだった。













お読みくださりありがとうございます。

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