そのままレモンを、齧りたい。(あたしの部屋の三銃士《改》)
この詩集の50部記念で、発表している詩の改訂版。ちょっと前に終了した『一目惚れレモン』の中の一編。なにをしたかったのかは、私自身あまりよくわかりませんが、若干、感じの違う詩にはなっているのかな?と。
現在、この詩集(?)に、そのレモンとか他の閉鎖詩集(?)からの移動を順次進めています。前にどこかで読んだことがありそうなら、それは読んだことがあるヤツなのかもしれません。そのときは、誠に申し訳ありませんと、お謝り致しますが、私自身、へー?こんな詩を書いていたんだと感慨深かったりしますので、そういうへんな意味で、大きな目で見て頂ければ幸いです。
でわ、どうぞ、ごゆっくりお楽しみ(楽しめれば、ですが)くださいませ。
《スイーツ ルームにいらないもの》
三銃士
スマホとお鍋と猫さんと
この部屋あたしだけは要らない
《バカだったね》
夜に泣く
からだ丸ごと抱いてくれ
一人寝の胸 マントルまで堕ち
《あーあ、ついて来なければ》
高速の
サービスエリアの木のベンチ
「冷たいな」 で 拉致られたあす
《ののたん、好きよ》
ののたんの
けせらけせらなとこが好き?
ただねせんせい、ゆびわははやいよ
《純情、からかわないでよね》
いやよいや
からかいあたしを駄目にする
蝶々がひらひらトラック横切る
《さらさらと刺す、死の国のうた》
かなしみの
とらえられない絶望と
ひからびた蝶 木で死んでいる
《惹句、です》
初登場
おすすめの味いかがです
目醒める感性 なんと 税込
《嘘って説もあり》
銀ブラは
銀座をブラブラするんじゃない
銀座でブラジルコーヒーだってさ
《猫屋敷、女主人より》
モーニング
香り高いと猫が啼く
コーヒー窓辺に置いておくから
《スイーツ ルームなのに、レモン 酸っぱい》
酸っぱ レモン
起き抜け いちまい食べ 泣きそう
ちゃんとスライスしてはあるけど
本文より、まえがき、あとがきが長くなる病気の復活か?
まぁ、そうでないことを願いつつ、作者はただただ、消え去るのみ?
最後までお読みくださりありがとうございます。