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狂った月をうりものにして


月に 狂うの

ふれれば こわれかけの

笑顔 つくって




その月を

私の月だと思ったの

こころ パリーン 砕けたガラスでしょ?


貴女好き

けれど貴女は 私好き?

冷たい月光 浴びるわ 裸で


ふたりだけ

笑顔の訳を知っている

戦えないので 抱きあっていた


ひとりでも

生きていけてもちょっとだけ

卑怯になりそう それだけはダメ


この空を

両手を広げて抱き寄せて

あなたも抱きしめ しあわせ春風



うん そうだ

貴女の孤独は深いけれど

こんなに月の美しい街に

ふたり白い光に包まれて

寒い冬がようやく終わったから

泣きそうなリリシズム大好きっ子の私の

もうダメなほど清らかな微笑む瞳を

そっと貴女の蒼いちょっと色っぽい

瞳の奥を覗き込むんだ

なにを見ているの

なにか通じあっているかな

貴女は星にならないでね

降った雪を愛しすぎないでね

こんなふざけた悲しみの降り出した世界では

もう私の心は粉々に砕けちまうしかないんだ

いいよ色っぽい貴女は私を掴まえて


好きじゃないじゃ いられない


とか言わないでね

私の心をナイフでグサグサ刺さないでね

もうダメにしないでね

もうこれ以上掻き乱したりしないでね

勘違い

させないでね









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