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ほんとうのきもちにきづくのが遅すぎて 1《57577バージョンです》


電車ゆく

窓から 黄昏 オレンジ色の

空気に あなたが 眼を閉じている。


だいじょうふ?

眩しすぎて顔がみえない。

そんな声でも───泣いては、ないのか?


この馬鹿は

治らないからあたしの目

あなた、最高だって、まだ思ってる。


冷たいね、

あなたの言葉は会ったとき

よくわからない冷たさを帯びて。


昔よく

友とあそんだ感動を

ブレずに伝える言葉もあるよね。


過去に「した」

忘れられない恋とか愛、今は。

昔の感情?それともリアル、か?



そうなんだ。

あたしはあなたの女になりたい。

中学時代から ずっといっしょの。


ごめん、ちょっと

きづくのが遅くなる恋、してまして。

あたしはお気楽さんでしたし。


私だけ?

べつの女性と同棲したり、

酔うとだれかれなく噛みついたり、


私だけ?

じぶんはサイコーなんだと

大声で叫んでみたり、


私だけ?

そうでないときは声に出して

自分の愚かしさを嘆いてみたり、


私だけ?

そうでないときは声に出して

馬鹿みたいに泣きじゃくってみたり───


いいえ、違う。

あなたにふられたからじゃ、ないよ

泣いているのは、


いいえ、違う。

あなたが嫌いになった、わけじゃ、ないよ

泣いているのは、


泣いているのは、

あたしの大好きなあなたが、

あなたが、泣いているから……









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