表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
107/500

『めばえ』


芽生えたの

ただ純粋な恋心

真っ直ぐみる目で、あなたが好きです


その日から

心縛られ、動けない

ここまで惚れさせ、どうするつもりよ?


遅すぎる

もっと、早くよ、もっともっと

急いで、来てよ、救って、お願い。


ねぇ、あなた。

もう一度ちゃんと、みつけてよ、

イヤよ、イヤだよ、ここまで堕とすな。


たいせつな

あなただからこそ、血を吐くわ。

悪意の行方があなたに向かうわ。


あなた、好き。

でも、嫌いだわ。

救われたわ。

でも、放って置いて欲しかったわ。


「好きでした」

ねぇ、どうして、出会ったときに

おっしゃってくださらなかったの?ねぇ、どうして?


あのころの、

綺麗なころの私なら、

あなたの「好き」を素直に受け入れられたのに。


こんな、バカみたいな恨みを、

あなたに抱くこともなかったのに。


堕ちちゃった。



いくら、あなたがそれでもいいと

言ってくれても、ダメだよ。

堕っこちちゃったの、あたしだもの。

あたしは罪を抱いて、生きて行くしかないんだ。


でもねぇ、

想像することは、あるんだ。


もしも

『あの日』あなたがみつけてくれていれば、

私はどんな女になっていたかしら?








評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ