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綺麗な寝息 4

綺麗な寝息


忘れがちだけど人って人に

好かれるために努力しているんだ

願いを叶えるために。

好かれることを放棄する

気楽な人もなかにはいるけど、ね、姫?





姫は瞳を乾かせて


大声で

笑って 傷さえ 睨みつけ

生き埋め姫には 涙は不要と?


「泣けばよい」

やさしい言葉に爪を立て

姫の気を引く 真似をさせてよ


なれなくて

姫の強さが大好きで

いつかは なれる 夢見て いただけ


泣いた夜

いやしほうだい いやしてあげると

さしのべられた 手を振りほどいていた


その夜から

生き埋め姫は ほほえみを

たやさず かなしい ときなど なくした




生まれ育ったあの街から離れ

この無駄に騒がしい大都市に住まう

いまこのとき

何人の女が泣いているのだろう

どんな目にあって

そしてどんな目にあったとしても

そんなに簡単に

思いどおりにはなりはしないから


思いどおりにしようとも願えなかった

願えないまま風吹くたそがれに遠い目が乾く。


あしたが来ない夜を

すごしたこと、おあり?

私はあります 決して明けない


だから、夜を、生きるのです。


だからですよ。

だから、人に好かれるかどうかは問題じゃあない

ほんとうにやりたいかどうかーーですよ

ですよね?


こころに闇なき気楽な姫よ、どうか

あなたがどうか汚れちまいませんように

いつも

綺麗な寝息で 眠れますように。










生き埋め姫シリーズ、お別れです。


最後、3部、二回の投稿の理由は、100部分で、ホームの「投稿済小説」欄、の1ページ目が終わってしまうことを忘れてしまい、101部分目の投稿を失敗していたと思い込んでしまったためです。


ホントーに、ダメなヤツです。


あ、バカにもつきあっていただいたのかな?

なら、なおさら、

長々とお読みくださり、本当にありがとうございます。

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