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時間

作者: 檻田 優

時計の長針が右目に刺さり

時計の短針が左目に刺さり

時計の秒針を両手で握り

時計の土台は腹の中


時を支配しようとしたその人は

時を計る道具にすら劣り

永遠の時間を得ようとした結果

永遠に時間を止めてしまった


真っ白な空間に

天井も壁もないその場所に

一人の人とバラバラの時計

天秤は傾きを記憶しそうになる


時の支配に失敗した人の

腹部が徐々に膨らみ弾け

中から白い子供が一人

手には時計の土台が一つ


白い子供は右目、左目、両手から

長針、短針、秒針を取り

それを土台と組み合わせ

時計を元の姿に戻した


時計は正常に動き出す

白い子供は深い溜め息をつく

時計は通常に時を計る

白い子供は人に語りかける


僕は僕なんだ

君は君の仕事をしなよ

僕と君がいてはじめて

こいつはこいつの役割を得る


こいつと僕は繋がってる

こいつと君も繋がっているけど

僕と君は繋がっていない

言っている意味わかるかな


距離には注意したほうがいいよ

適正位置と許容範囲は千差万別さ

極端に場所を間違えると

それは言わないでもわかるよね


君は三つの罪を犯した

この先君が何をしようと

この罪は消えないよ

背負うも隠すも好きにしなよ


取りあえずこいつは僕が預かる

話し終えると白い子供は

時計を抱えて光って消えた

残るは罪人ただ一人


真っ白な空間に

徐々に色、壁、天井が

天秤が水平を示した瞬間

その罪人の目が開いた

3度目の投稿です。


よろしくお願い致します。

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