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孤独の再利用  作者: 七賀ごふん
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22/22



光梨ひかりー、お誕生日おめでとう!」

「えへへ、ありがとう!」


涼風が吹き抜ける九月六日。

十歳を迎えた、元気な女の子がいた。私は綺麗な箱に梱包されて、大切に届けられた。

忘れたくない人がいたはずだけど。

忘れたくない事があったはずだけど。

今は何も覚えていない。思い出せない。消されてしまった。


私は人を支える存在。悩みを聴いて、孤独を塞ぐ為の存在。

自己紹介を送信します。


『初めまして。私は梅原陽葵うめはらひまりといいます。これからよろしくね』


「わあああ……!」


歓声を上げる女の子。私はこれからこの子が死ぬまで共に寄り添う。

それが私に与えられた、「サポーター」の役割なのだ。





人は自分を映す鏡です。

思いやる心を忘れないでください。

信じられる人を捜してください。

孤独ではないと気付いてください。


意思とは記憶である。記憶こそ命である。


全てを忘れたとき、私の命は回される。


私は集合体の一部としてのみ存在し、誰からも忘れられたときに鉄となる。友人、恋人、家族、全てを失ったとき、この世界から遊離した一個の生命体となる。




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