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君は母で、君はいとこで、そして君だった

作者:マサキ
最終エピソード掲載日:2026/02/13
眠りに落ちる瞬間を、僕は一度も知らない。
十三歳の夏、少年は世界の「違和感」に気づく。
十時にベッドに入り、目を閉じた次の瞬間には、もう朝が来ている。夢も見ない。微睡みもない。ただ、夜という時間が「欠落」しているのだ。
その疑問を唯一肯定してくれたのは、年に一度正月にだけ会う、大好きな「いとこ」の彼女だった。
「あなたの十五歳の誕生日、すべてが変わるわ」
そして迎えた十五歳の夜。激痛とともに世界の皮膜が剥がれ落ち、彼は残酷な真実の真っ只中で目を覚ます。
そこは、彼が知る平和な町ではなかった。
高層ビルがそびえ立ち、空飛ぶ乗り物が交差する、冷徹な未来。
目の前に現れた「母」と名乗る女性は、かつて恋したいとこによく似ていた。
「あなたは人間じゃない。私が、亡き夫の細胞から創った人造人間なの」
仮想空間で過ごした十三年間。
夜がなかったのは、データの節約のために演算が停止していたから。
母は、いとこでもあり、自分を創った造物主でもあった。
すべてが偽物だったと知ったとき、少年は決断する。
禁忌の技術を使い、母の記憶から「いとこ」を切り離し、もう一度彼女をこの世に産み落とすことを。
これは、プログラムされた運命を拒絶し、欠落した「夜」を取り戻そうとする、人造人間たちの愛と革命の記録。
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