表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
最強の転移者 〜俺は俺のペースでエンジョイするからお前らの物語に付き合わねーよ〜  作者: 海岸線の夕日


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

4/10

4話 聖剣スキル発動30秒でシューズ終わる

あの赤いキノコは、それっきり二度と姿を見せなかった。


朝から口にしたのは赤いキノコ一つ。もう、お昼は過ぎた頃だろうか。ここで一度、持ち物を整理しよう。


アイテムボックスと唱えるとリストのスクリーンが出現する(最初は何も表示が無かった)。スクリーンに物を入れると収納されるシステムだ。物を出すには、リストの項目をタップするだけ、物が簡単に取り出せる。


アイテムボックスのスクリーンには、収納した物のリストが表示されている。


空き缶(水入)

空き缶(尿入)× 3

空き缶 × 2

割り箸

弁当プラ

ビーフジャーキー袋

ポテチ袋

etc.


細かい要らないと思えるゴミは、赤いキノコを焼いた焚き火で燃やした。


よくよく考えれば、ポテチの袋は使えるな。少量のウォーターなら、受ける事が出来そうだ。袋をウォーターで洗ってと。そして、ウォーターを袋で受けて、空き缶に入れると。おお!なんか出来きた。残念な事に3缶はすでに俺の尿で汚染されて使えない。く、悔やまれる。


……やばい。

金も魔石も無い。


焦りが一気に込み上げてくる。

仕方ない。魔物討伐を決意する。

やるか……。


俺は悪役みたいに舌なめずりして、ニヤリと悪い顔をした。


……って、待て待て。


忘れたのか?

寝袋、紙コップ、調味料……

あの致命的な失敗を。


大事なのは計画性だ。

まずは聖剣スキルの検証からだ。

今、手持ちの戦力で一番安定してるのは間違いなくこれだろう。

魔法は当たらなきゃ意味ないしな。


くっくっく……舐めるなよ、俺を。

過去の失敗から、ちゃんと学んだんだぜ。


俺は意を決して聖剣スキルを発動させた。


瞬間――

五感が研ぎ澄まされ、体中に力が漲っていくのが分かった。

頭は冴えわたり、体は異常に軽い。


こ、これは……凄い!


まるでドラゴンボー○のスーパーサイ○人だ。

……いや、髪は金色にならず逆立たなかったし、炎のオーラも出ていないけど。


試しにパンチとキックを何回も繰り出してみる。

速い。空気を切り裂く音が、漫画の効果音みたいにビュンッ!と響く。


軽くジャンプしただけで、2メートルは軽く飛べた。


もはや剣なんていらないんじゃね?

ってくらいのバケモノパワーだ。

まだレベルも上がってないはずなのに、これは有能すぎるだろ……。


調子に乗って全速力ダッシュ→急停止!


ビリッ!


……え?


なんだこの音?


あまりの速度に、ランニングシューズの両方の底がベロンッと剥がれていた。


「あぁ……俺の大事なNIK○のランニングシューズが……」


へこんだ瞬間、聖剣スキルがパタリと切れた。


あれ? やばい。

頭がクラクラする。

持続時間……30秒くらいか? これが今のMAXなのか。


ここで倒れたら終わりだ。

急いで縦穴シェルターに戻らないと!


よろよろと歩き始めたが、靴の底がベロンベロンで、足がもつれて倒れた。

くそっ……這ってでも戻るしかない。


ハイハイしながらなんとかシェルターまで戻り着いた俺は、そのまま力尽きて眠りに落ちた。


ちなみに着ていた唯一の服であるトレーナーの上下は、土で泥まみれになっていた。


……最初から縦穴の近くで検証すりゃよかったな。計画性とは何だったのか?





異世界の人生とは、

まるで後悔のアミューズメントパークだ。

作品の題名のサブタイトルを変更しました。


最強の転移者 〜俺は1人で生きてゆく〜



最強の転移者 〜危ねぇ!騙されるとこだったぜ。おっさんを舐めんな。逆を行く!!そう、引きこもるんだ〜

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ