【なろう攻略】新連載の投稿に「弱者の戦術」は、果たして存在するのか?
さあ、いよいよ新連載の投稿だ!
これで、おいらも天下を獲ってやるぜ!
―― などと意気揚々と投稿を開始するも、あっという間に沈黙。いわゆる、なろうの「新連載あるある」なわけだが、果たして本当に「攻略法」は存在しないのだろうか?
よく、ランキング常連の作家たちは、その攻略法として「初日の複数回投稿」と「毎日定時投稿」を口にするわけだが、これはいわゆる「強者の戦術」ともいえる。
初動で実際に「大きな動き」があれば、勝負を仕掛けてみるのも良いのかもしれない。しかし、野良に毛が生えた程度のマイナー作家の投稿が、最初から跳ねることなど、それこそ「宝くじに当たる」ようなものともいえる。けれど、我々弱者は焦って「次の話」を投稿する。「初日こそが勝負なんだー!」と。
せっかく何週間も、下手をすれば何ヶ月もかけて書いた作品を、出だしの反応の悪さから、次々と連続投稿をしてしまう作家が、かなり多い。「おいおい、まだ1ポイントも入っていないのに、もう第二話、第三話を投稿するのか?慌てすぎだろ?」となることも、ままである。
ひょっとすると実際には、1話目にブクマなり、評価も入っているのかもしれないが、その数字が次の投稿時に、ちゃんと「表示される形」になるのは、早くとも「2時間」くらい後の話である。なので第二話投稿時にも、更新された連載の欄では「ブクマ0 評価点0」の作品として掲載され、読者からは「一話目は誰からも見向きされなかった作品」という、セルフ悪印象を作り出すハメにもなる。
第一話から5分、10分おきに連続投稿を行い、盛大に爆死を遂げる新作などを見かけると、いつも胸が痛くもなる。なので、今回は「弱者のための最適な投稿時間帯」をまず提案させていただきたい。
なろうで「日間ランキング」が変動するのは、4-7時、11-12時、18-19時の集計後。7時台、12時台、19時台の半ばあたりで、ランキングが更新される。なので、たとえば11-12時の「集計の後」に加算されたポイントは、次の19時までの集計で反映され、翌日の12時の更新までは「有効なポイント」となる。
―― だとすれば、ランキングが更新された直後の時間に投下するのが、ベストに思える。だが、そこは往々にして「激戦の時間帯」ともいえる。
「考えることは、みんないっしょ」なうえに、そこは読者も増えるボリュームゾーンとも言われる時間帯。「弱者が戦うフィールド」としては、適していない。弱者なら、少し時間帯をズラした方が賢明だろう。
午前中なら9時以降、午後なら13時過ぎ、夜帯は……もうここは諦めて戦うか、撤退が初日の戦略としては正しい。9時台は、学校も仕事も始まっている時間帯なので、必然的に読者数が減る。だが、その分「投稿者数」もガクンと落ちるので、実のところ、「一作品当たりで読まれる数」が、激戦の時間帯(7~8時台)よりも、むしろ良くなったりもする。13時台も同じ理由。保険をかけるのなら、9時10分や13時10分で予約投稿するよりも、20分あたりでの投稿が、なお良い気がする(手動投稿が出来るのなら、さらに分単位でズラすのも良い)。
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とはいえ、ここまでは、あくまでも最初の投稿でブクマなり、評価ポイントが入った場合の話だ。ゼロのままなら、初日は焦らず、むしろ最初の投稿で「なぜポイントが入らなかったのか」を考え、修正の時間に充てた方がいいだろう(放置している間に、遅れてポイントが入ることもある)。
初投稿はともかく、二話目、三話目と評価がゼロのまま投稿を続けていると、どツボにハマる可能性も大だからだ。「人気が人気を呼ぶ」原理と同じく、「不人気が人を遠ざける」の影が、話数を進めるほど色濃くなっていく。
時間をかけて書いた作品だからこそ、投稿という行為自体にも、それなりの吟味の時間をかけて戦うというのが、弱者の戦略とも言えるだろう。
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逆にいえば、少しでもポイントが入れば、それは作品の「名刺」にもなる。
どうしても、連続投稿を行いたいのなら、ポイントが入った直後にこそ、やるべきだ。強者は最初から「固定客」を相手にブーストをかけて勝負できるわけだが、弱者は「機を見る戦い」も意識しておいた方がいいだろう。
そのためには、ある程度の話数のストックが、常に必要なわけだが、それが筆者にとっての最大の課題ともいえるだろう(苦笑)。
本日から投稿を開始した新連載『ワールドエピックス World Epics』(n8940le)の悲しい初動を眺めつつ、自戒のように記したエッセイ。
新連載は、ページ下部のバナーリンク先に「代表作」として、現在掲載中です(ほんまの代表作は別やけど)。




