第二話 男性向け同人エロゲの女主人公とは
女主人公は、男性向け同人エロゲに多い、ということは知っている。
もちろん、男性向け商業エロゲにも、女主人公のゲームがあると言えばある。女性同士の恋愛を描いた百合ゲーやごくごく一部のエロゲーに、女主人公が存在する。
ただまあ、本数が比べ物にならない。
ということは、私も男性向け同人エロゲの”女主人公”な展開にぶち当たる可能性がめちゃくちゃ高い。
んだけど。実は、女主人公の同人エロゲにそんな詳しくない。正確に言うと、ゲーム性のあるエロゲがあまりにも苦手&ヘタ。なので、ロールプレイングゲームやアクションゲームが多い女主人公のエロゲは敬遠してた。
幸いなことに、フォロワーさんが女主人公好きでSNSに情報が流れてきてたので、ちょっとだけ知っている。
基本的なゲーム内容は、女主人公がエッチな目に遭って快楽に堕ちていく姿を楽しむって感じらしい。選択肢や戦闘敗北などでエロスチルを見れるそうな。あと、エッチなパラメータがあったり、エッチなスキルがあったり、立ち絵の差分がたくさんあったりする。
ストーリーは、敵と戦ったり、お金に困ってたり、閉じ込められたり、巻き込まれたり。で、エッチなことばっかりしてると堕ちていく、と。
どうやって楽しむかは人それぞれなので割愛(※1)。
……正直、自分の身に何が起こるかは、想像がつきすぎて想像がつかない。変身ヒロインになるかもしれない。異能力に目覚めるかもしれない。異世界に召喚されて勇者になるかもしれない。学校や館に閉じ込められて化け物に追いかけまわされるかもしれない。
それに加えて、エロい目に遭う。
自分がプレイしてきたエロゲの記憶が恨めしい。最悪の展開が容易に想像できてしまう。
ぶっちゃけ、肉体を陵辱されるのはまだマシだ。相手が汚っさんでもモンスターでも、殺されないのであれば、たぶん耐えられる。犯されてるけど自分は人間のカタチを保ってるもん。
でも、極端な■■や■■肥大、ニ■■■▪▪■、眼■■、歯■■▪■、子■■、ダ■■、■(※2)。そういう肉体にくわえて尊厳を陵辱される展開はマジで勘弁してほしい!! むり!!!
いやね、まあ、プレイヤーとして、そういうハードでアブノーマルな陵辱も嗜んでましたけども!!! ゲームだからいいのであって、自分がされたいともしたいとも思わないんですよねぇ!!!
……はぁ、最悪の展開を想像しすぎて憂鬱になってきた。気分転換に、この一年で何をするのか、何ができるのか、もっと建設的なことを考えよう。
※1 女主人公に感情移入する人もいるし、竿役に感情移入する人もいる。第三者視点で物語を読むように楽しんでいる人もいれば、誰かの人生をクリック一つで左右することを楽しんでいる人もいる。ビッチプレイや処女プレイなど、各周回でプレイスタイルを決めて遊ぶ人もいる。楽しく遊んで気持ちよくヌければヨシ!
※2 ここに伏せてある単語は、陵辱モノの中でもひときわ過激なプレイです。なんかヤバいんだなということだけ伝わっていれば大丈夫です。これらは主人公が想像する『最悪の展開』であって、本作中でこういう展開はありません。




