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ときめき花火

作者: Soraきた

あらためて言うことだろうか

花火を見た帰り道

ようやく、ふたりの前が開き始めて

自由に身動きがとれた

この解放感は半端ない、と思いきや

なんだか、あまりうれしくはなかった


ほんの一瞬だけのこと

あなたは口を開いた

真剣なまなざしで

それは、わたしの予想もできないうちに


花火が打ちあがって

空に大輪の花が開くまでのあいだに

わたしは、そのあと

数秒間、何も話せず

数秒後、涙があふれた


ハンカチを探しているあいだも

あなたに気づかれないように

そっと、涙をすくった


こころに響く音は

花火のその音よりも

はるかに大きくて

いくつかの花火を見逃した


わたしがあらためて言うべきだろうか


一週間前に

たしか、わたしはあなたに告げた

今日のあなたの言葉と

おんなじ意味のことを


帰り道

人混みを避けながら

あなたについていく

途中、あなたに手を握られて

わたしは、何のためらいもなく握り返した


わたしのこころの中では

まだ、花火に似た大きな音が

繰り返し、くりかえし

響いていた









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― 新着の感想 ―
[良い点] ロマンチックな詩で、最後両想いになれたので、とても胸がいっぱいです。
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