第3話 聖剣の名と魔法
3話目です
と言うわけで、俺は今、部屋にいるわけなんですが…兎に角広い。うん、一つの部屋の人数間違えたんじゃないだろうか、なんてことを思ってしまった。そのぐらい広かった。
部屋の事はこの辺にして、夕食までは暇だからなぁ、こんなことを思っているのは解散時に姫さまが「夕食の時にこれからの事を伝えます」って言ってたからである、とりあえずは、もう一度自分のステータスを確認するか、と俺は考えていた
その頃、龍矢は…
「いやー、でけーな!」と、ついつい叫んでしまったが、1人部屋でこれは本当にすごいな、
っと、部屋の大きさに呆けていると、扉がコンコンっとノックされた。俺は一言「どうぞ」と答えるとノックした人が入ってきたのだが、その人物はお姫様であるフランであった、黙っているのは変なので
「姫さまが俺に何の用ですか?」
と言うと、すぐ答えが返ってきた
「リューヤ様、あなたの能力には、聖剣ノ担い手が、ありますよね? それについて、と言うか、聖剣をお渡しするって言ったほうが良いのでしょうか、訓練とかは明日からの予定なのですが、貴方には訓練を始める前に聖剣をお渡ししたいのです。ですので、私と共に来て頂けないでしょうか」
「んー……分かったわ、今から行くんだよな?」
「はい」
「他の人は連れて行けるのか?」
「それは…無理です。王家の人と聖剣ノ担い手しか部屋に入ることはできないようになっています。」
「そうか…分かった、ならさっさと行こう」
と、こんな感じで連れてこられたところにあったのは物は3種類の武器、と言うか聖剣であった
一つは、赤色の鞘の両手大剣 二つ目は二つで一セットで緑色の鞘の両手短剣 三つ目は紫色の鞘の刀 (全て柄は黒色)だった、因みに言うとこちらの世界の武器のほとんどは両刃の剣であるが東方には刀が一応あるそうだが、あまり流通はしてないそうだ。
「リューヤ様、それでは、この中から一つお選び下さい 因みにそれぞれの聖剣の名は両手大剣は アインハイト 意味は『統一』両手短剣は エスペランサ 意味は『希望』そして、刀は 黎明 意味は『夜明け』です。」
そんなことを聞きながら、俺はふと思っていた、
翔の奴なら、見た瞬間に刀を選ぶだろうなぁーと何故なら、あいつは道場にも行っていたからなぁ まぁー、俺は見たときに決めてたけどな。どの剣にするかをね そして、俺が選んだ剣は……
「んじゃ、俺これにするわ、」
「了解しました。私はリューヤ様の体格ならそれを選ぶと思いましたよ」
余談だが、俺はこの時選んだ剣と装備する防具の色によって、色々な人からこう呼ばれるようになった『紅の勇者』と。
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あれから、数時間が経って夕食の時間になった
「やっと、夕食かよー。」
「私も正直、さっきまでの時間は何していいか分からなくて暇だったんだよねぇ」
と、俺と麗奈は話しながら 指定された場所(食堂)に向かって2人で歩いていた。
「ねぇ、志希君 何話されると思う? これからの事って」
「んぁ? どうせ戦い方とか魔物とかについて教えてくれるはずだから、明日からの訓練時間とか、座学の時間とかの話だろ」
「まぁ、そうだよねぇー」
と、こんな適当な話をしていたら、いつのまにか着いていた 俺らはだいぶ遅い方だったらしい、みんな着いていた これでも集合時間よりも10分早く来てるのに、だ。 みんなやる気だ
うはぁー、めっちゃ飯うまそうだな
「皆様揃いましたね!それでは、今後の予定について話したいと思います。皆様は食べながらお聞きください。」
その言葉を聞いて皆がそれぞれの自分の分に手を付けていく。その人達の一言目は決まって 美味い だった。まぁー、そりゃーね、こんなもん食べたらそれしか言えないよなぁ、と俺は思っていた。
「では、今後の予定ですが、まず皆様には初級魔法と剣などの使い方、そして魔物について勉強してもらいます。その後、魔法や剣の扱いがある程度出来るようになれば、この王都の迷宮にレベル上げ目的で入ってもらいます。よろしいでしょうか?」
んー。まぁー、妥当だろうな いくら魔法の練習や体の動かし方などを習っても実践で使えないと意味ないし、それにレベル上げしないとステータスの問題で厳しいだろうからね。
「いいと思います!」
と、答えたのは麗奈だった。
それに続いて他の人も「うん」や「はい」と答えていた まぁー、クラスの女子の中で人気ナンバーワンが言ったらこうなるよな。
その後、姫様が、さっき言ってた三つの事について詳細に言っていたが、興味がないので聞かずに自分のお腹の満腹の為に手を動かしていた。
姫様は話し終わった後に、「食事を終えた方から用が無ければ自室へお戻りください。明日から先程の内容で行きますから、体をおやすめ下さい」と言って自分も食事を開始していた
それを聞いて、俺は食べ終わった後、直ぐに部屋を出た。明日の為に……って訳でもないがね
その後部屋に戻ってすぐに眠気が来た。
以外と疲れていたんだなぁ と思いながら寝た。
次の日、最初は魔法の練習だった、
とりあえず、演習場に集合だった。
「俺の名前はハイザだ。よろしく頼む では早速だが、これから勇者様方には初級魔法を使えるようになってもらう。初級魔法を覚えない限りは他の魔法(中級以上)は覚えることができない。だから、取り敢えずは、初級魔法を覚えてもらう。さて、魔法についてだが、皆様は魔法とはなんだと思う?」
うわぁ、ハイザって昨日、おれにめっちゃ言って来た人じゃん。まじかよー、
魔法についてか、まぁ、良くあるラノベで想像力とかって書いてあるし、そうなんじゃないかと俺は思う。
「結論から言おう。想像力だ。まぁ、それが難しい人のために『詠唱』と言うものがあるが想像力が良ければ『無詠唱』で魔法名を言うだけで魔法を放てるようになる。と、言うわけで私が取り敢えず火の初級魔法である。『ファイヤースピア』を使う。皆様方はそれを見て一度やってほしい。最初は『詠唱』ありで練習してもらい、うまくコントロールが出来るようになれば『無詠唱』で練習してもらいたい。よろしいか?」
やはり想像力だったか、まぁー、詠唱で慣れてからって事は相当難しいのだろうな。と考えているとみんなが
「わかった」
と返事をしていた。
「では、行くぞ。『火の針よ ファイヤースピア』」
そー言った後 小さい火の針が演習場の俺らのいる方のちょうど反対側にある的に当たった。
「このような感じだ 因みにさっきの感じから分かるように『ファイヤースピア』の詠唱は『火の針よ』だ、詠唱後は魔法名を言って発動する。では、やって見てほしい
あ、言い忘れていたが、MPは詠唱し終えた時点で消費されているから練習中は確認しながらやるんだぞ。MPを使い過ぎるとだるくなり0になればぶっ倒れるからな!」
と、そんな感じで、俺らは魔法の練習をし始めた。てか、MP使い過ぎるとぶっ倒れるのかよ。それを言うのを忘れてるとか、本当に大丈夫かよ、この人で…と思いながら俺も始めていた。
だって、魔法早く使いたいだろ?ファンタジーを堪能してる感じだしね 魔法が使えればだが(笑)
そして、他のみんなもそれぞれが魔法の練習を始めるのだった。
誤字脱字があれば教えてください
取り敢えず、この調子で第4話も出していきたいと思います!