第2話 ステータス&スキル
第2話目です。
取り敢えず、頑張って投稿していきます
「な、な、王よ、この者のステータスは異世界人のステータスではありません。そして、属性の色に鑑定魔結晶がなりません。しかも、魔眼を持っていますが、ハズレの魔眼と呼ばれる万里ノ魔眼ですよ。つまり、この者は生活魔法とそれぞれの初級魔法までしか使えないかと。」
と、俺の目の前の魔法師、ハイザがそー言った。
「な、無能がいたというのか、だが、今までの歴史の中でそんな事は一度もないはず。でも、今回は今までの数倍が召喚されてる時点でそもそもが違うか……まぁ、良かろう、その者も他の者と変わらずに丁重におもてなしするのだ。」
「王の優しさに感謝しろよ無能が」
と、ハイザが侮蔑の目で俺にそー言った
何故、こーなってしまったんだ?
俺は、そんな事を考えていた
そー、事の発端はほんの1時間〜2時間程前だ
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「と言うわけだ。我が娘が言った通り魔王を倒して欲しい。魔王を倒した後は必ず元の世界へ送り返す誓おう。だから、先ほど娘が言った通りその、石、鑑定魔結晶に順番に触れて頂きたい。」
そー、王は言ったのだ。
これに対して、龍矢がまた、質問をした
「本当に俺たちは帰れるのか?先ほど姫様は帰る方法が無いと言った、全て終われば本当に返してくれるのか?」
正直、龍矢の質問は今のみんなが思っているところだ、実際、帰れるか、確証されていないのに、命を賭けることができるか?
そもそも、勝手に呼び出しといて、俺らがそれを飲むと思っているのか?
そこがどうなのか、知りたい限りであるが
取り敢えず、龍矢の質問の答えを知りたい。
「それは、約束しよう。昔、召喚された勇者達もちゃんと、元の世界へ帰って行ったと史書に記されておる。ただ、その方法は、魔王を倒すのが絶対条件らしい。というか、魔王を倒すことで元の世界へ帰る魔法陣ができるのだが、どこに出来るかが分からない。その為に、取り敢えず、勇者達には、魔王を倒してもらう必要がある。この説明で良いか? リューヤ」
な、俺は名前を言ってないはずだし、ここについてから、皆も、俺の名前を呼んでないはず。
「リューヤよ、何故、自分の名前を知っているのか不思議そうだな。その理由は、鑑定眼という能力によるものだ。ステータス隠蔽などされてない限りはこのスキルがあれば大体はわかるからなぁー。まぁー、スキルの熟練度や固有能力などや細かいことは分からぬがな」
と言いながら、王は笑っていた。
「わかった。今はそれを信じるわ。 皆も俺のことを信じてくれ」
龍矢のその言葉の後に、
「龍矢が信じているようですから、私も取り敢えずは、信じるとしましょう。」
と、麗奈が龍矢を後押しするためにそー言った。
その後は、当然の結果である。
このクラスの全員がしょうがないと言う雰囲気になっていた。
「そうか、なら、触れて見てくれ勇者達よ、鑑定魔結晶に触れるとステータスを見れると同時に、その結晶が色付くはずだ、その色によってどの属性と自分が相性が良いかわかる。生活魔法と全属性の初級魔法は普通の人なら覚えられるが、得意な属性と対極の属性は覚えにくいから、それも分かるであろう。因みに色は緑、青、赤、茶、黄、黒の六つである。属性は順番に風、水、火、土、聖、闇だ。風は身体に 水はバフ及び回復に 火は火力に 土と闇は妨害に 聖は守りに 重きを置いているがさほど変わらないだろう。説明はこんなものだ、さぁ、手をかざすのだ。」
その後に示し合わせたわけではないが、クラス全員が同時に「はい!」と言うのだった
そんな話をしている間、俺こと、志希翔は魔法ってすごいんだなとか、思っていた。
俺も早く使えるようになりたいと思っていた。
確か、こーゆー時ってラノベではステータスオープンというのだったか?そうすれば、大抵の場合は自分のステータスが見えるのだがなぁー、
と思って、心の中で「ステータスオープン」
と言ってみたところ本当に見えてしまった。
自分のステータスはこのような感じであった
名:カケル・シキ(16)
種族:人(異世界人)
Level:1
MP:95/100
ST:40
DF:50
AG:75
SA:略奪ノ魔眼
NA:隠蔽(3)鑑定眼(2)千里眼
明らかに名前からして俺の特殊能力強いよなぁー
まぁー、詳細を見ないとなんとも言えないから。
念のため確認しておくか。
略奪ノ魔眼
左眼が血に染まったような紅色になる。
左眼には黒色で逆さの五芒星が描かれている。
一種族に使える回数は5回まで。
能力を奪う際は、相手が持つ能力の二つ下(1以下にはならない)のレベルになる。
ステータスを奪う際は、相手のレベル関係なくその種族固定値となる。
他の特殊能力などを奪う際は、相手から完全に奪うのではなく、
相手にその能力が残ったまま自分もその能力を手に入れる。
んー、イマイチわからないが、5回しか使えないこと
能力かステータスのどちらかしか1度に奪えないこと
能力と特殊能力も別だな、後は、
特殊能力を奪う際はコピーみたいになっちゃうってことか
まぁー、これだけ分かれば良いか。
と、そんな事を考えている間に鑑定魔結晶を使ったステータス開示が始まっていた。
てか、気づいたら半分くらい終わっていたのである。まぁー、俺もぼちぼちあちらに行きますか
なんて、ことを考えていたら、急に姫様の感嘆の声と女子達の黄色い歓声が聞こえた。
そちらを見てみると、龍矢だった
鑑定魔結晶は綺麗な黄色になっていた
その後、緑と赤へと色を変えた
龍矢のステータスはこんな感じだった
名:リューヤ・タツミ(16)
種族:人(異世界人)
Level:1
MP:190/200
ST:250
DF:350
AG:200
SA:聖剣ノ担い手
NA:鑑定眼(4)
聖剣ノ担い手 とは、読んで字の如く、
聖剣を使えると言うものだ、
因みに、普通の者は、
聖剣に触れる事すら出来ないらしい
因みにその後にもう一度歓声がなったが
言うまでもなく、麗奈だった、
鑑定魔結晶の色は、緑、青、黄の3色
麗奈のステータスは
名:レイナ・アオイ(16)
種族:人(異世界人)
Level:1
MP:340/350
ST:180
DF:280
AG:150
SA:聖女
NA:鑑定眼(4)
聖女とは、回復スペルの効果を大幅に上げ、
能力を上げていけば、欠損部位がある患者でも普通に治せるという。
自分が怪我した場合などは普通の人の倍以上のスピードで治るものである。
もちろん、女性にしかなることはできないし、
今までに、この世界の人物でなった者はいないと言う。
つまりは、異世界人しかなったことがないらしい。
他にもそこそこ、凄い人がいたらしいが、
全くもって興味が湧かなかった
この2人には王も王妃も姫様も物凄く喜んでいた
これで、残すところ俺だけとなったわけだが、
俺は、勿論、気付いてると思うが、
隠蔽を使い、魔眼のことを隠した
いや、正確にはぼかしたのだ、
略奪ノ魔眼→万里ノ魔眼に、変えたのだ
因みに万里ノ魔眼は千里眼より更に先を見ることができる。
余談だが、数秒先の未来を見ることもできる魔眼なのだが、それは、王国の史書にも載っていないことだ。これを俺が知る事になるのだが、
それは召喚されてからだいぶ経ってからだった。
まぁー、ステータス隠蔽はしていないのだが、弱すぎたのだろう。
と、そんな感じで、冒頭に戻るわけです。
その後は、それぞれの部屋を与えられてそこで暮らすように命じられました。
誤字脱字があれば教えて下さい
因みにステータス区分です
名:人名(年齢)
種族:種族
Level:レベル
MP:魔力←魔法を使うときに使用
ST:力(物理)
DF:防御力
AG:素早さ
SA:特殊能力
NA:能力
年齢の所は年が変わった時と初めてそのキャラが出てきた時に書きます。
後、他のキャラは後々にステータスを書いていきたいと思います