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桜の木に寄り添う  作者: 月乃結海
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新しい未来

 電車に揺られながら、私は色々なことを考えている。


 たくさんの思い出…。

 そしてまだまだこれから作り上げていかないといけない未来。


 私は、過去にしがみついていたのかもしれない。

 昔の私は、今の私の事を見たらなんて言うんだろう。


 頑張ってるね!って言うのかな。


 きっと昔の私なら、今の私を怒っているだろう。


 昔の私は、はっきりとした性格と言われていた。

 物事をいつまでも引きずったりはしない。


 でも、今の私は自信の無さがはっきりと現れていた。

 もっと自信を持ちたい。

 心からそうおもっている。


 悩みを抱えているのは、私だけじゃないんだ。

 それもちゃんとわかっているつもりではいたはずだった。


 これからの未来、いろんな試練がやってくることだろう。


 もっと自分に自信を持たなきゃ。

 上手くいくことも、きっと上手くいかなくなってしまうから。


 ヒロキくんのくれた絵には、どんな思いが隠れているのかな。

 私達には、空白の時間があるのもわかっている。


 その空白の時間を焦らずゆっくりと、うめていきたい。


 まず今、私がやらなければいけないことを自分のペースで乗り越えていきたい。


 そう私は思うことができていた。


 色んな事を思っているうちに、東京に着いていた。


「 降りるよ! 」


 リエが、私の背後に回り車椅子を押し始めた。


 いよいよ、私のこれからの未来が始まるんだ。


 新しい未来が楽しく生きていけるようにと、心から私は祈っていた。


 私の手元にあった携帯が鳴り、メールが届いた。


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