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桜の木に寄り添う  作者: 月乃結海
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別れの挨拶

 荷物の整理を終えて、手紙を書く事にした。


 〈みんなへ。

  私は、この家から出て行く事にしました。

  みんなと住むのが嫌とかじゃなく、1人で

  誰にも甘えず、頑張ってみたくなったのです。

  楽しかったよ!毎日。みんなと一緒に住めた

  事、良い思い出として私は、旅立ちます!

  仕事も頑張るね!なつみより。〉


 これでよし!っと。

 あの桜のポストに入れる事にした。


 荷物もたいしてないからすぐ準備ができた。


 これから、仕事頑張らなきゃ!


 店長ももう戻ってきたし。

 違う土地で、新しい気持ちでやってみたい。


 部屋も探さなきゃいけない。


 ガチャッ。


 ドアが開く音がした。


「なつ?いる?」


 リエの声だった。


「いるよー!」


 荷物もサッパリ片付けていた殺風景な部屋を見たけど、リエは驚かなかった。


「やっぱり、そうかな?とは思ったよ!」


「準備はしたけど、部屋探さなきゃだよー。」


「東京に行くなら、部屋紹介するよ!とりあえずそこに住んで、後はまた考える?」


「いいの?嬉しい。」


「うん!親友だし!」


 私1人でできるかは分からない。


 でもワクワクした気持ちでいた。


「夜になる前にここを出たいの。夜はある人と待ち合わせしてるから。」


「じゃ、もう行こう。」


 私はお店に向かい、店長に事情を説明した。


「今までありがとうございました。このご恩は忘れません。」


「また、何かあったらちゃんと言いなよ!」


「はい、そうします!」


 ちゃんとお別れをして、お店を出た。


 まだ少し早いけど、あのカフェに向かった。






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