プロローグ
生まれた初めて書いた小説です。表現が稚拙な点、説明が分かりにくい点、理屈っぽくて退屈な点もあるかもしれませんが、じっくり読んでいくと、面白くなってくる物語が書けているのではないかと・・・、個人的には・・・、少しだけ・・・、思っていたり・・・、いなかったり・・・。
プロローグとエピローグは、恒久平和実現後の世界で暮らす、エリス少年とその周囲の人々が描かれ、本編に入ると共に物語の視点が時間を遡り、歴史叙事詩そのものが描かれて行く、という構成になります。
「あ、父さん帰って来た!」
セイリングハウスのテラスから、エウロパ第3惑星の澄み渡った青い空を見上げていたエリス少年は、父の乗るプロペラ駆動の飛行機を見上げて叫んだ。
父は、勤め先である静止衛星軌道上の、グリーゼ大学エウロパ第3惑星支部から、彼のセイリングハウスに、たった今帰宅したのだ。
自転周期が30時間近いこの惑星では、海上を移動する家を持つのが一般的だった。この惑星の9割を占める海の上を、家が自転方向に移動する事で、一日の長さを24時間に調節している。
セイリングハウスの屋上にあるエアポートで、父の乗るプロペラ機は、磁力によるサポートで垂直にふわりとランディングし、プロペラを停止した。
静止衛星軌道上から、プロペラ飛行機に乗っての帰宅だ。
軌道から一定の高度までは、軌道上施設による重力制御で、程よい速度で落下して来たが、そこからは、軌道上施設からレーザービームとして供給されるエネルギーを電力に変換してプロペラを回す、自動操縦の機体で、セイリングハウス上空まで移動して来たのだ。
機体に燃料を積まなくていいので、効率よく移動できるが、これで軌道上に上がるのは無理なので、出勤には別の方法が採られる。
「父さん、おかえり!」
父がプロペラ機から降りると、エリス少年がハウスから飛び出して来る。
「ただいま。」
「父さん、今日の学会はどうだった?何か面白い事あった?例のボレール星団の遺跡の事は?」
歴史好きのエリス少年は、歴史学者である父から仕事の話を聞くのが大好きだ。隙を見つけては、根掘り葉掘り質問攻めにする。
「おいおい、帰ったばかりだよ、ちょっと一息つかせてくれ。」
やれやれ、といったそぶりで息子をたしなめた父だが、その顔には穏やかな笑顔が浮かんでいる。そうは言いながらも彼とて、愛する息子との歴史談義こそが、最も幸福な時間なのだ。
「じゃあ僕、先にリビングに行って、コーヒーを淹れておくよ!」
と言って駆けて行くエリス少年。淹れると言っても、ハウスコンピューターにそう命じるだけの事なのだが。
どっかとソファーに腰を落した父は、息子の淹れた、いや息子がハウスコンピューターに淹れさせたコーヒーをすすり、ひと時の安息を貪ろうとしたが、彼の愛息はそれを許さない。
「一息ついた?ついたでしょ?ついたよね?ねえねえ、父さん!」
「せっかちな奴だな、こんなんじゃ気の休まる間もないよ。」
迷惑気な物言いをしておきながら、至福の喜びで、父の心は満たされているのだ。息子が父の話を聞きたがるのと同じくらい、父も息子に歴史の話を聞かせたいのだから。
「例のボレール星団だが・・。」
やおら、父は話し始めた。エリス少年の瞳はキラキラだ。
夕食まではまだ間があった。この時代、夕食の時間まで仕事をしている者など、めったにいない。仕事から帰って夕食まで、家族や友人と和やかな時をたっぷりと持つのが、一般的なライフスタイルとなっている時代だ。
父と息子の、楽しい楽しい歴史談義の時間が、これからたっぷりと繰り広げられるのだ。
「ボレール星団で発見された遺跡からは、第1次銀河連邦政府樹立以前の情報が、沢山得られたようだ。」
「えーっ!じゃあ、銀河標準歴マイナス何年とかいう時代の事が、分かったの?どんなだったの?何が起こったの?どんな人達がいたの?」
「落ち着きなさい。ひとつずつ質問しなさい。」
銀河標準歴とは、第1次銀河連邦政府が樹立された年をゼロとしてカウントされている暦だ。それ以前の出来事はマイナスをつけて示されるが、示されている時代に生きた人々には、銀河標準歴という概念などは、当然無い。
第1次銀河連邦政府が出来てからは、銀河中の情報が組織的に収集保管されるようになったので、多くの文献資料によって、詳細な実情が分かるのだが、それ以前に関しては不明な点が多い。
「いつ頃の遺跡なの?」
少し落ち着いたエリス少年は、ようやくまともな質問をした。
「各種の物理化学的な解析から、銀河標準歴マイナス500年頃と判明したよ。」
「マイナス500って、どんな時代?」
ちなみに、この会話が行われているのは、銀河標準歴3216年である。
「その前に、ボレール星団について確認しておこうか。」
「うん、ボレール星団は千余りの星系からなる、比較的小さな星団で、アメリア星団から移り住んだ人々の暮らす星団だよね。」
「ほう、よく覚えているね。」
父は息子の成長に、目を細めた。
「アメリア星団は十万以上にも及ぶ星系からなる大星団だが、いつごろから人が住み始めたかは不明だし、太古から様々な民族の出入りや交流があったと考えられ、文化水準も高かった星団だ。」
父は続けた。
「ボレール星団に人が住み始めたのは、銀河標準歴マイナス5000年頃だと考えられている。お前の言う通り、アメリア星団で暮らしていた人々の一部が、何らかの理由でアメリア星団を捨て、数百年も虚空を旅して、ボレールにたどり着いたと考えられている。」
「まだ、スペースコームジャンプも発明されてない時代だよね?」
十歳になったばかりの少年にしては、出来すぎと言っていい時代認識だ。父は誇らしかった。
スペースコームとは宇宙空間に出来た筋状の空間の歪みだ。それを使えばワープが出来る。銀河系内にはあちらこちらに、多数の筋状の空間の歪みが走っているが、人々はそれをスペースコーム(宇宙の溝)と呼び、それに沿って移動するワープ航法は、スペースコームジャンプと呼ばれた。
スペースコームジャンプというものがあったからこそ人類は、銀河系全体にその生息域を広げる事が出来たのだ。
「地球系人類がスペースコームジャンプを発明したのは、銀河標準歴マイナス4000年頃だからね。でも宇宙系人類がいつそれを発明したかは、分かっていない。地球系人類と宇宙系人類の説明は、もういいな?」
「うん、1万年前に人類発祥の惑星“地球”で大戦争が起きて、それから逃れて銀河に拡散していった人々の末裔が、“宇宙系人類”で、その時地球に残った人々の末裔が、“地球系人類”だよね。」
銀河に拡散していった人々は、戦争の混乱のただなかにある地球の人々の記録には残らず、記憶からも徐々に消されてしまったのだ。
銀河に散って行った方でも、未熟な航宙技術での宇宙放浪の中で、地球に残った者や、宇宙に散った別の人々に関しては、記録も記憶も無くしてしまったケースがほとんどなのだ。
そんな人類は、銀河での生息域を広げていくうちに「再会」することになるが、その時には互いに「異星人」同然だった。
「再会」には友好的なものもあったが、敵対的なものも多かった。「銀河戦國史」とは、銀河に散った人類の再会の物語であると、定義する事も出来る。
息子の回答を受けて父は続けた。
「そうだ、第1次銀河連邦政府は地球系人類が中心になって樹立したものだから、地球系人類に関しては連邦樹立前の歴史も、詳しく分かっている。」
「だから、地球系人類がスペースコームジャンプを発明したのがマイナス4000年頃だって分かるけど、宇宙系人類に関しては分からないんだね。」
「そうだ。宇宙に拡散して行った人々の中には、もっと早い時期からスペースコームジャンプが出来た人達もいたはずだと考えられているが、よくわかっていない。アメリア星団においても詳細は不明だが、マイナス5000年にボレールに移住した人々が、スペースコームジャンプを知っていたとは、考えられないな。」
「ふーん。じゃあやっぱり、スペースコームジャンプの無い時代に移り住んだんだね。それって、大変なことだよね。光でも10年近くかかる距離だもんね。何でアメリアから出て行ったんだろ?なんでそんな危険なことしたんだろ?」
「うーん・・、その先がアメリア星団の外だと知らずに向かって行ったのかもしれないし、事故で漂流したのかもしれないし、戦乱や天災で出て行くことを余儀なくされた可能性もあるし・・。この時代のこの宙域の事は、分からないことが多いんだ。」
更に父の解説は続いた。
「スペースコームジャンプが伝わるまでも、ほんのわずかにアメリアとボレールの間の人の往来があった事が、両星団から見つかっている遺物から分かっているが、極めて限定的だったようだ。スペースコームジャンプが伝わるに至って、両星団には人の往来や移住が活発になり、アメリアの先進の技術や文化が、ボレールに伝えられるようになる。」
「じゃあ、ボレールの人は、それまでは遅れた、原始的な生活をしていたの?」
「ああそうだ、岩石惑星から、重力に打ち勝って、物を大量に運び上げる技術が無いから、当時のボレール人は惑星に降りるという事をしなかったらしい。」
「上がって来られないんじゃ、降りられないよね。」
「ボレールの人々は、古代には他の宙域でも見られることだが、ガス状惑星の軌道上を主な居住域としていたようだね。」
「ガス状惑星なら、楕円軌道の人工衛星を使って、惑星に降りることなく惑星から資源を採取する事が出来るもんね。」
またもや、十歳の少年には似つかわしくない博学ぶりを見せる、エリス少年。
楕円軌道中の、重心近くの惑星ガス内に入り込んでいる所で、惑星のガスを掠め取り、必要な資源を獲得するという、太古から普遍的に使われている採取技術だ。
「そう、古代の宇宙系人類は一般的に、惑星に降りるとか、惑星から大量に運び上げるとかいう事が出来なかったし、巨大重力の中心というものを漠然と恐れる心理があった。だがその一方で、惑星から生活に必要な物資を採取する必要もあったから、ガス状惑星の軌道上で生活するケースが多かったんだ。」
「ボレールの人も、惑星に降りる事を怖がっていたの?」
エリス少年は、今現在自分の経験している、エウロパ第3惑星上での快適な生活を思い、不思議な心境となった。
「長らく宇宙をさまよった民族だからね。惑星は豊富な資源の貴重な供給源であると同時に、その巨大重力もあって、畏怖の対象だったんだよ。その点は、惑星上の生活にこだわる地球系人類とは、対称的だね。」
「でも惑星に降りる事が出来ず、資源をガス状惑星から楕円軌道衛星で採取するだけじゃ、その生活は貧しかったんだろうね。」
ガスは密度が低く、採取効率が良くないという事を、瞬時に理解しての発言だ。やはりエリス少年、ただ者ではない。
「そうだな、惑星内の物質分布の有り方や、その変化のパターンもよく分かっていなかったようだから、資源の獲得は不安定で不十分なものだったろうな。その生活も貧しく、病死や餓死が絶えず、平均寿命も短かったと思われる。」
「ふーん。でも、スペースコームジャンプが伝わって、アメリアから先進技術が導入されたら、そんな生活も一変しただろうね。」
「ああ、確かに。その当時のアメリアの実態が分からないから、具体的にどんな技術が伝わったかも分からないけど、ボレールにおいて資源の獲得が安定し、潤沢になり、生活水準が向上したのは間違いない。だが、良い事ばかりでもなかったようだ。色々と、難しい問題も出てきたようだよ。」
「あーっ、もしかして、今回遺跡から分かった事って、その色々あった難しい事ってやつなの?」
「おっ、鋭いな。そうなんだ。」
そういうと父は、右手を軽くフリップして、ヴァーチャルキーボードを彼の顔前の空間に呼び出し、それを操作した。
2人が座っているソファーの前にある、リビングテーブルの上の空間に、ある星系の軌道配置図が立体的に表示された。
いや、2人にはそういう風に見えているが、ヴァーチャルキーボードも配置図も、彼らが眼球上に装着している、コンタクトスクリーン上の映像だ。
かつて人類は、コンタクトレンズという視力矯正用の器具を用いていたが、コンタクトスクリーンは、外観も、使用方法も、それとほぼ同じだ。ただレンズではなく、スクリーンなのだ。そこに映像が映る。
絶妙に制御されたその映像は、持ち主のカラダの動きと連動させることも出来るので、父はどんな姿勢でどんな方向を向こうが、自分の顔の前の空間にキーボードが浮いているように見える。そのキーボードを操作すると、その指の動きからハウスコンピューターへのコマンド入力が行われるのだ。音声入力も可能だが、父はこちらがお好みだ。
そして父にも息子にも、リビングテーブルの上に立体配置図が浮かんでいるように見えているが、実際には配置図は、2人のコンタクトスクリーン上の適切な位置に表示されているのだ。2人の顔がどちらを向こうが、リビングテーブルの上に、それは浮いているように見える
コンタクトスクリーンを装着していない者が、若しくはコンタクトスクリーンをこの父子と同調させる設定にしていない者が、彼らの見ている空間を見ても、そこに配置図などは見えないし、体の動きと連動させる設定にしていなければ、常に視野の真ん中に、それが見えたりするだろう。
空間に浮かんでいるように、父子には見えている配置図を指さしながら、父は言った。
「これが、今回遺跡が発見された、トーマ星系だ。5つの惑星からなり、第1から第3が岩石惑星、4と5はガス状惑星だ。」
星系に対しては、主星の名前に「○○星系」をつけて命名される。トーマ星系は、恒星トーマとその重力に捕えられた天体からなる星系という事になる。惑星には固有名詞は与えられず、主星から近い順に番号を付されて呼ばれる。
それはこの父子が、そしてこの時代の全人類が属する、第3次銀河連邦政府における約束事だが、もちろん時代や場所が変われば、惑星が固有名詞を持つ場合もあるし、主星の名前と星系の名前が異なる場合もある。それらは俗称として、この時代でも使用を禁じられてはいないが、公の場では連邦の規約に従った方が、多くの人に通じやすい。
エリス少年の父は歴史学者なので、連邦の規約に則った呼称を用いる習慣が、身についていた。
「今回の遺跡は、このトーマ星系第5惑星の軌道上から見つかったんだけども・・。」
と言いながら父がヴァーチャルキーボードを操作すると、配置図の中の第5星系を表す一点が赤く点滅した後、その点から別の画面が飛び出して来て、それには立体の実写画像が現示されていた。
父子から見て、非常に古いタイプの軌道上建造物が映し出されていた。宇宙空間にあるので、腐食や浸食などは見られないが、飾り気のない円筒形のその建造物は、父子には見るだけで、相当に古い時代の遺物だと分かった。
「これが見つかった遺跡だね、父さん。」
エリスは立体画像に手の平をかざし、その手を左から右にスライドさせながら言った。立体画像はエリスの手の動きに連動して、くるりと横回転した。
「ああ、第5惑星には環があり、それに紛れてこれまで見つからなかったんだ。この惑星に昔、電子媒体ではなく紙媒体で、情報を残してくれた人がいたんだ。」
電子媒体は、利便性は高いが保存性が悪い。宇宙時代にはほとんどの情報が電子媒体で保存されたため、失われやすかったのだ。
だから今回のケースのように、紙媒体で情報を残してくれた先人の存在は、歴史を探求する者には大変ありがたかった。
第1次銀河連邦政府が出来てからは、情報の収集が広範に行われた事に加え、積極的に保存性に優れた紙媒体に記録を残していることから、その時代が「優紙時代」、それ以前が「先紙時代」と呼ばれる事もある。電子媒体しか使われていない古い時代は「先紙時代」で、紙媒体が使われている新しい時代が「優紙時代」だ。それだけ、各時代における情報の伝達・保存媒体の有り方というものが、歴史を探求する上で重要という事だ。
「で、どんな事が分かったの?」
少年はそわそわした。うずうずした。瞳はキラキラからギラギラへと、輝きをランクアップさせた。
(マイナス500年という古代の人の生活が克明に分かる。何てエキサイティングなんだろう!)
と、少年は胸を躍らせる。
「まあまあ、あわてるな。」
父は息子をたしなめ、
「アメリアからの技術は、ボレール星系の中でもコームサイドにある星系から順に伝わって行ったんだが・・。」
コームサイドは、スペースコームの近くという事だ。スペースコームジャンプでの人の往来・移住で、技術が伝搬したのであるから、コームサイドから順に伝わったというのは、当然の事だ。
「トーマ星系に伝わる前に、まず隣のカーガ星系に伝搬したらしい。アメリアからボレールのコームサイドに移住した集団の一部の人が、更にカーガ星系にまで移動して住み着き、カーガ星系人に技術を伝えた。そのカーガに移り住んだアメリアの末裔は、ミナト家と呼ばれた氏族で、ミナト家の技術指導によって豊かになったカーガ星系の実情を知ったトーマ星系の人々が、ミナト家にトーマ星系での技術指導を申し込んだ、という経緯が、今回の遺跡には残されていた。」
「それで、ミナト家の人が、トーマ星系にも技術を教えに来てくれたんだね。」
「ああ、まあ、教えてくれたと言えば聞こえはいいが、実際はトーマ星系人を奴隷化して強制労働に就かせ、そこから得られた収穫は、ミナト家が一方的に搾取したというのが、実情のようだ。」
「そんなぁ・・。それじゃトーマ星系の人達が、あまりにも可愛そうだね。反乱とか起きなかったの。」
「そう、反乱が起きたんだ。ミナト家の中の、コーギと呼ばれる一派がトーマ星系に派遣されたのだが、トーマ人によるコーギへの反乱の一部始終といのも、今回遺跡から見つかった資料で明らかになった・・、というか、主にそのエピソードについて記された資料が、残されていたんだ。」
「えーっ!へぇぇーっ!すっごーい。ねぇねぇ、その反乱の一部始終っていうの、教えてよ。」
エリス少年はピョンピョンと跳ねまわったり、じたばたと手足を動かしたりして、好奇心と興奮の高まりを抑え切れない様子だ。
「聞きたいなら、じっとしなさい。」
そういうと父は、4000年近い遥かなる昔の、銀河に何千億とある星系の一つで起きた反乱の物語を、最愛の息子に語り始めた。
エリスの心に翼が生えた。少年の心には翼が生えるのだ。数千年の時間も、数万光年の空間も、ひとっ飛びに超えて行ける心の翼を、エリス少年は羽ばたかせようとしていた。
説明だらけで、理屈っぽくて、わかりにくくて退屈なプロローグだったかも・・。
でも、とりあえず、必要な説明をしつくさなければ、物語を始められないので、こんな感じのプロローグになりました。
エリス少年の"キャラ"力で、何とかごまかせていたらいいなぁ・・。
次から本編が始まります。少しずつ、面白くなって来る・・ハズ。
ここまで読んで頂けた、心の広い忍耐力のある方々におかれましては、あと少し、辛抱して読んでいただければ、ありがたく思います。