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私を心の底から愛して  作者: 湊 悠美
私は・・・!
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記憶が戻った反応№4~まだ真面だけど、それでも変人な皇族達 白河・赤勾・黒峰・青峰~

10月初めての投稿です

「余計泣かせてどうすんだ?あんたら」 「うえ~ん!克己かつき伯父様~!」 「うわっ!急に抱き付くな」 「克己ぃ。あんたの方が泣かせてどうすんの?」「父さん、母さん。紫苑これは、元から変人だ」「うぅ~!白の馬鹿~!それに、突っ込むなら、涙脆いでしょ!」


 声を掛けてきたのは、白河しらかわ克己かつき。お父様のお兄様で、川之宮の四つ子の長男。漆黒の髪を肩まで伸ばし漆黒の目を持っている。人を小馬鹿にする学者みたいな雰囲気で、顔立ちが整っているのでよく喧嘩を売られているそう。喧嘩を売った人は可哀想ですが、この人は物理学者です。確か桜華大学院の方の教授だったような。しかも、科学学部学部長なんですよねぇ。涼しい顔で論破するから本人は、『つまらないと』言ってるけど。克己伯父様は、妖狐です。天狐という妖狐で2番目に神力が強い妖怪だったはず。だから、狐耳で白衣で眼鏡でよく遊ぶ。というより遊ばれる。だって、無駄に似合うし!声も親族で4番目位に好きだし!

 克己伯父様に、咎める声を出すのは、白河しらかわらい。白河家の一人娘。白髪を鎖骨まで伸ばした紅梅色の目の美女。表情がでにくい顔をした、作り物のような雰囲気。顔に出にくい代わりに声に凄く出てる。その声も物凄く心地好くてね!水も麒麟だから、心地好い声をしてるんだけど、それとまた違った、人を信じさせるような声。えー、ここまで来たら分かると思うけど、私は音フェチです。特に人の声が好きです。えっ?声フェチじゃないのかって?私は、音が好きで、その中で声が一番好きだから!因みに、来大伯母様は、桜華大学の院の教授の助手をしています。と言うより、白河克己教授の助手です。

 冷静なはくは、やっぱりこの二人の子だと実感させる。白髪で紅梅色の目で、感情が出にくい顔で、声に出やすいのは、来伯母様。人を馬鹿にしているような(と言うよりしてる)雰囲気は、克己伯父様。白虎と改めて思うのは、朱雀に対してはだだ甘い所と、銀色に戻る時に蘇芳色すおういろになる目。白虎が、人化する時は、蘇芳色の目をしてたから。キレたら敬語で喋る所の変わってないけど。


「虎に冷静に突っ込める位、我はあるんですね」 「きゃあ!本当に、紫苑ちゃんの記憶が戻ったの?やったぁ!丁度モデルが欲しかったのよね」 「というより、変人には突っ込まないんですか?」 「久しぶり。本当に紫苑さん、元に戻ったんだ!」 「伯父様、意外に失礼な。伯母様、私なんかがモデルで良かったら!しゅ、私を変人と言わずになんと言う?らん君、久しぶり!」


 冷静なのは、赤勾あかかぎ雷紅らいく。赤勾家の一人息子。赤勾家の色の、緋色の髪を肩の上まで伸ばした、緋色の目を持つ。如何にも学者です、と言う感じで自分はかっこ悪いと考えてる雰囲気の人。残念な事に、伯父様は自分の容姿を自覚してる。綺麗な顔で女性に間違えられやすい為、そんな雰囲気を出してるだけ。結婚するまで、女性と間違えられて言い寄られていたそう。因みに、科学警察研究所所長です。まだ、三十五歳なのに、優秀なんだね。

 モデルが出来ると喜んでいるのは、赤勾あかかぎ舞美まみ。水之宮の四つ子の次女。漆黒の髪を胸まで伸ばした、漆黒の目を持つ。人形に間違われる雰囲気。もうね、人とは思えないと言われるほど、整ってるんだよ。職業は、ファッションデザイナー。Venusヴィーナスと言う、Earthの服飾部門の社長をしてる。そりゃあ、社長が綺麗だから創作意欲が湧くよね。舞美伯母様もデザインしてるけど。

 白の言った言葉に、引っかかるのは流石、朱だよね。私は、変人だよ。まぁ、躑躅色つつじいろに変わる目も変わってない。それにしてもそっくりだよね。舞美伯母様譲りの人形のような容姿。そして、雷紅伯父様にそっくりの、緋色の髪と目と、同性に付き合って欲しいと言われる所・・ここは、似ない方が良かったね。でも、愛する相手に対する反応は、両方に似たね。愛されたら、同じ位愛され返す所とか。白も甘いのに、朱って白より甘くなれる?・・無理だろ、どう考えても。まっ、いっか。馬に蹴られたくないし。

 嵐君は、赤勾あかかぎ嵐斗らんと。朱の弟。緋色の髪を鎖骨まで伸ばした、緋色の目を持つ子。二人を足して割った感じの、可愛くて、何処と無く学者という雰囲気を持つ、綺麗な子。嵐君は、学者を目指しているからよく、川之宮家うちに専門書を借りに来る。買ったらいいのに、と言うと『紫苑さんが書き込みしてるから良いんですよ』と言われた。まぁ、詳しい事を訂正しながら書いてるけど。そのため、川之宮家うちにないのは、水之宮家あっちに借りに行くらしい。確かに月兄が持ってるもの。


「はぁ。それにしても、記憶が戻って良かったです。紫苑」 「いい加減、敬語抜きなさい。元気だった?紫苑」 「呼び捨てにしているだけでも十分だと思いますけどね」 「はい!お久しぶり。師匠」 「久しぶりだな師匠って」 「「二人そろって、無視か!」」


 冷静なのは、黒峰くろみね遼己りょうき。川之宮の四つ子の次男。漆黒の髪を鎖骨まで伸ばした、漆黒の目を持つ人。温厚で、綺麗と言われる雰囲気。そのため、よく女性陣に言い寄られるらしい。そのたびに、毒舌を吐いて心を折る。キレたらダメな人。若いのに、警視総監をしていて、下からも信頼されてるらしい。私情を挟む事が無く、権力には負けないから(むしろ、この人に勝てないよ。皇族だから)。

 少し男口調なのは、黒峰くろみね舞彩まい。黒峰家の一人娘。黒峰家の色、濃紺色のうこんいろの髪を肩の上まで伸ばした、濃紺色の目を持つ人。女性的な顔立ち。家から出る事が少ないので、Tシャツにジーパンと言うラフな格好をしてるけど、それが凄く似合う!簡素な格好だからこそ引き立つ綺麗さ。化粧したら違和感を感じる。着飾るのが大好きな舞美伯母様が、『自然体が一番綺麗!』と言いきったほど!確かに、皇族の人達って、化粧しないよね。しなくても、みんな綺麗だし。因みに、プログラマーで、私の師匠。Cronusクロノスって言う名前。

 こくはやっぱり、敬語だね。目が紺青色こんじょういろになるのも。キレたらダメな毒舌は、遼己伯父様。女性的な顔立ちと濃紺色は、舞彩伯母様。二人にそっくり。サディストの癖に、せいを溺愛してるからさ、尋常じゃないぐらい、怖い!溺愛だよ!で・き・あ・い!凄く怖い。


「久しぶりだな紫苑!また、科学談義しよな」 「最近、男装のモデルが居なかったから、モデルになってね。」 「ほら、大丈夫だったでしょ?」 「お久しぶり!紫苑さん!」 「もちろん!伯父様。伯母様、私より青の方が似合う。ごめん、青。久しぶり、そう君!」


 科学談義と言うのは、青峰あおみね巧人たくと。青峰家の一人息子。青峰家の色、瑠璃色るりいろの髪を肩の上まで伸ばした、瑠璃色の目の人。普通にしていたら、顔が整っている穏健な人。けど、科学の事になると性格が変わる。凄い時は、私と雷紅伯父様の三人で、六時間科学談義してた。あの時は凄かった。『穏健な人はどこ行った』って、なった。因みに、科学捜査研究所の所長。優秀だね。

 腕が落ちたと言うのは、青峰あおみね希美きみ。水之宮の四つ子の長女。漆黒の髪を肩まで伸ばした、漆黒の目の人。中性的な顔をしていて、仕草が男っぽいので、同性から尊敬されてる。舞美伯母様と一緒に、Venusの社長をしていて、女性は、舞美伯母様。男性は、希美伯母様がまとめているらしい。

 青は、やっぱりかっこいい。元からそうだったね。綺麗な露草色つゆくさいろの目で助けに来てくれて。穏健な所と瑠璃色は巧人伯父様、中性的な顔立ちは希美伯母様に瓜二つ。『黒を止めれる唯一の姫騎士』って言われていたもの。だから見える所で、いちゃいちゃして、バカップルめ。本人に言ったらもの凄くキレそう。

 爽君は、青峰あおみねそう。青の弟。瑠璃色の髪を胸まで伸ばした、瑠璃色の目を持つ子。中性的な顔立ちでしっかりしすぎている。本当は、女装をしたくないけど、母親には逆らえない。確かに、希美伯母様は怖いよね!中身は男。夢中になれば止まらないという所が、巧人伯父様に似た。どうして、そこ似ちゃった!?夢は、役人なりたいらしいけど、詳しく教えてくれなかった。


本当は8家全部書くつもりでしたが4000文字超えて無理でした 出来るだけ早く投稿します

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