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私を心の底から愛して  作者: 湊 悠美
私は・・・!
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人を信じられない原因の過去

~過去編~

 神界に天照大神がいました。天照大神は、綺麗な銀の髪と紫苑色の目の持ち主でした。須佐之男命は勿忘草(わすれなぐさ)(いろ)の目で月読命(つくよみのみこと)撫子(なでしこ)(いろ)の目でした。三人共銀色の髪でしたので、後ろ姿では、分からない程でした。そして、三人とも、とても仲が良かったのです。


 ある日、天照大神が伴侶を探すと言って人間界に降りていきました。そして、妖狐として生き、神の血を引く青年と結婚しました。そして、子供が生まれました。その子供は、姉を心配した須佐之男命でした。その事は、須佐之男命以外誰も知りません。子供を(あきら)と名付け順風満帆に暮らしていましたが、悲劇が起こります。


 ある日、家に帰ると男達にとらえられてしまいました。抵抗しようとしましたが、力を封じられ抵抗できませんでした。そして、男達に手籠めにされました。しかも夫と須佐之男命の前です。

夫は、女達によって、手足を封じられ、あそばれました。須佐之男命は、力を封じられ姉が手籠めにされているのを見ているだけでした。そして、天照大神は死んでしまいました。女と男は喜びました。男達は美しい天照大神を自分のものにしたく、女達は美しい夫を自分のものにしたかったのです。


 男達と女達が歓喜の声をあげていると、パリンと音が響きました。夫の力の枷が壊れたのです。力は、暴走し男と女は闇に堕ちました。そして、彼自身も闇に堕ちていきました。『自分には彼女の隣に居る資格がないから』、と君の姉に伝えてくれと、須佐之男命に言って。


 天照大神はまた天界で暮らしていました。すると、ある女神が理不尽な事をいってきました。天照大神が魅了して、男神をはべらしていると。しかし、そんなはずはありません。なぜなら、天照大神は、人を失う恐怖で人と接するのが怖かったのです。


 天照大神は、人気でした。男神から狙われるほど。女神からは、自分に親身になって相談に乗ってくれるので、尊敬していました。


 ですので、最初は誰も信じませんでした。しかし、ある時須佐之男命が刺されました。話を信じた女神に刺されようとした、天照大神を庇って。


 その時、月読命を引きずって、話を流した女神が現れました。女神は月読命の補佐官でした。

『ほら、この女のせいで、貴方の弟は傷ついた。ねぇ、私が魅了して、あの女を殺させたけど、わるくないでしょう?だから、早く私のものになって?』

と。


 その言葉を聞いた瞬間、女神は黒いもやに、捕らわれました。

『してはならない事をしてしまったな。しかし、愛の女神としての力はこの世に必要だ。よって、幽閉する』

須佐之男命と月読命が、綺麗な声の二重奏で、女神に言いました。女神は、黒いもやに包まれて何処かに連れていかれました。


 月読命は、『このような事を起こさせない為にも、伴侶を探す』と、人間界に降りていきました。そして、そのすぐ後、天照大神と須佐之男命が居ないと判明しましたが、誰も探しませんでした。何故なら、あの二人が月読命を追いかけていったと分かっていたからです。


 そして、月読命は、水之宮の長男として、天照大神と須佐之男命は川之宮の長女長男として、生まれました。そして、従兄姉であり、色家であり、一歳であった私達から、私達の正体と共に伝えられました。

 そして、その後三人は、昔の記憶と共に生きていましたが、事件が起こりました。八歳の時、天照・・・紫苑様でいきましょうか。紫苑様が襲われたのです。その男は、あの女神の手駒でした。男は、裏で消されました。そして、紫苑様は、記憶を失い、対人恐怖症・男性恐怖症になりました。そのため、小学校にはテストを受けに行くぐらいでした。中学校は、ちゃんと行っていましたが。私達の事も従兄姉として接し、二人には怯えていたのです。また、おじ様達の事も覚えておらず、親族の事も覚えていませんでした。家に出入りしていた式神の鬼渇さんのことも一切覚えていなかったのです。

 そして、紫苑様は、小学生で、日本一の大学、桜華大学(おうかだいがく)を卒業して、同じく小学生で桜華大学の大学院を卒業し、中学生で天才プログラマー&ハッカー&ゲーマー・教授・博士・通訳・研究員として名が有名になっていました。


暗いです 闇ですね だからこそ人を信じられない

あれがどうなったかはお任せします。

一つだけ Retributive justice

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