親友
ある日私は
いつも通り1人で帰ろうとして
下駄箱に向かっていたら
1年の時から絡んでて
2年の半ばで違う仲間のグループに行っていた
ありさがケータイいじりながら
ぽつんと誰かを待っていた
なんか久しぶりに見た気がする
ありさ「あっめうたんやん」
私「久しぶりやね」
ありさ「やねぇ」
なんかお互いテンションが低い
うちは人間関係だけど なんでありさが??
私はスリッパから
靴に履き替えている時また会話が始まった
ありさ「めうたん 今からそのまんま帰るん?」
私「ん? まぁね」
ありさ「もしよかったら うちん家来ない?
まぁばばぁの家やけど」
私「あぁいいよ」
ありさ「やったぁ!
めうたんと絡むの久しぶり!」
ありさはかなり喜んでいた
なんかそんな反応されたら
めっちゃ嬉しいんやけど(笑)
私「やね(笑)!」
ありさん家に向かいながら 私達は話す
私「つか 誰か待ってたんやないん?」
ありさ「あぁ 2年にいる***を待ってたんやけど
まぁメールで言っとくから大丈夫!」
私「そうなんや」
ありさ「てかめうたんいつも1人?」
私「やね なんか変に関わるのも嫌やし」
ありさ「分かる!!」
ん? ありさ居るくない?
私「ありさは
あのV好きの人達に居るくない?」
ありさ「最近シカトされる」
私「そうなん?」
ありさ「普通に会話に入ろうとしたら流されたり 拒否られたりされる」
私「そうなんや」
知らんかったなぁ
うちいつも寝てるか 携帯いじってるもんな
ありさ「やけぇ***と帰ろうとしたんよ」
その***が誰か分からんけど
私「その***とは仲いいん?」
ありさ「やねぇ 中学の時の後輩」
私「だからか」
ありさ「うん」
あっという間にありさの家についた
おばあちゃんに挨拶して
すぐにありさの部屋に入ってから
お互いの話をした
ありさ「めうたんはこれからも1人?」
私「そのつもりやね
トラブルとか巻き込まれるの勘弁やね
平和に暮らしたい(笑)」
ありさ「分かる!
でも移動教室の時とか寂しくない?」
私「んー...まぁね(笑) 弁当も1人やし」
ありさ「じゃあさ うちら一緒に居ようや!!」
私「うちは良いけどあのグループ達は?」
ありさ「いや もういい」
私「そっか(笑)」
これがきっかけで 2人は親友になった
しかし何日か後に
最近まで一緒だった人から言われたらしく
元々1人で行動が苦手なありさは
さらに 一人で学校に行ったり
学校から帰る事が出来なくなった。
私は担任と友達の親から頼まれたので
責任持って家まで送り迎えをすることになった。
正直少しきつかった
でもありさが学校にいけるように
出来ることはするようにしたし
むしろ私は
ここまでしか出来なくて申し訳なく思った。
もう少し違う方とかで
学校にいけるようになったらなと
いろいろ考えていたがいい考えが思い出せない
やっぱり本人次第なんだよな...
私は自分が逃げないように
「何があっても うちはありさの味方
絶対に逃げたりしないし 毎日送り迎えするから」
っとありさと約束をした
別に自分は強い訳じゃない
結構心弱いし
寝る前まで泣くのを我慢して
誰にも分からないように泣いたりもする
けど今は
ありさを学校に行かせる為に
頑張らなきゃいけない
自分なりに頑張るようにした