430 『異世界チートタナカ~混浴温泉殺人音頭②――誰がころしたクックロビン!? 水底に沈める踊り子のいざない! 鬼女たちにささぐ復讐のマザーグース!~』
はいはい。タナカです。
紳士のみなさん、泣きながら「らめ~!」って言ったことありますか? ぼくはありません今のところ、「ひぎぃ」って言っちゃったことは何度かありますけどね。
突然異世界に連れてこられて、自分を主人公様かもと勘違いしてしまった旧友、ハジメチン。チートもないのにモルガーナ公爵様御一行に楯突いて、男なのに女の子に性転換させられ輪姦されてしまったのです。TSモノ的展開ってやつです。
元々がアレなので、女の子になってもイマイチ可愛くないハジメチンの「らめ~!」と泣き叫ぶ声は殊更に憐れを誘います。なにしろ、可愛くないので。
挙げ句の果ては、ちょっと目を離した隙に首をぽーん! 殺されて巨大ドラゴンのエサにされてしまったハジメチン! ああ、かわいそうなハジメチン!
え? なんで目を離したかって? ――だって、泣きながら「らめ~!」とか言う旧友の姿はとても見ていられなくて……、キモかったし?
***
オークの死体を片付けた後、ぼく達はモルガーナ公爵様御一行とオトナの話し合いをすることになった。
その時点で、ヤマダさんはシーラさまの待つ教祖専用の内風呂へ、ナカジマ氏はニジの街のアウロラさん宅へと去って行ったので、残ったのはぼくとオルフェさん、アンソニーくんとそれから、ぼくのスキルでトロけた肉片から元の姿に回復したけどまだ目を覚まさないハジメチンの四人。
みんな寒そうにしてたので、ぼく達も露天風呂に浸かることにした。よくよく見れば、オークの血とか残骸とか、発射したネバネバしたやつとか浮いてて気持ち悪かったけど、こっちの人達はそういうのあんまり気にしないみたいで――、つーか、そういうのに一番うるさいナカジマ氏もその場にいなかったからね。
ラケシスお婆ちゃんやクルエラお婆ちゃんは「はあ!?」って顔をしてたけど、ぼくはあえてちんちんを見せつけるようにパンツを脱いでやったよ。なぜならぼくには勝算があったから。
「ところでー、最近物忘れが激しい人とかいたりします? たぶん、ぼくのスキルなら治せると思うんですよねー」
つまりぼくは、エマお婆ちゃんの病「認知症」の治療を申し出たというわけ。
しばしの沈黙。「年寄り扱いするんじゃないよ!!」とか怒られるかと思ってヒヤヒヤしちゃったけど――まあ予想どおり、お婆ちゃん達はぼくの申し出に大いに食いついてきた。そもそもモルガーナ公爵様御一行がここに来た目的からして、シーラ様のスキル【再生】をあてにしてだったみたいだしね。
そこでぼくは言ってやりましたとも、「もちろん、見返りはいただきますけど?」ってね。
「はっ!! いちいち気に障るねえ!! 何が目的だい!? 金かい!? 爵位かい!? 言ってみな!!」
「先ずは、【ダンサー】ハジメチンへの謝罪を要求しまーす」
「謝罪だあ!?」
「あの不細工なダンサーがなんだというざます!? 最初にわたくし達に無礼を働いたのはあの男の罪、何を誤る必要があるざます!? ギリギリざます! ライティのエサになることで、あの不細工ダンサーはギリギリ罪をあがなうことができたざます!」
「ぶふ~っ、まあまあ、クルエラ姉様、そう言わずに。エマさんの病が治るならば、死んだ不細工ダンサーに手を合わせるぐらい安いものだワね? だけども、ぶふふっ! 謝罪しようにも、あやつの死体は、ライティの腹の中でドロドロなのでワ~?」
「……そうさね、エマのためなら、謝罪ぐらいしてやるさ!! 墓前に花でも供えてやんよ!!」
んん~、なんか話がかみ合ってない感じ? まあ、ハジメチンの顔なんか憶えてないんだろうな、お婆ちゃん達。さっきは「魚の仮面」着けてたし、女体化もしてたし無理もないか。
「えっとー、ほらそこで沈んでる彼がハジメチンですよ。こう見えて生きてますから、直接謝罪してくださいねー」
「は!? なっ……!!?」
「生きてる……ざますっ?」
「ぶふっ!? わだしらは、確かにあやつがライティに食われるざまを見ただワさ!」
「あらあら、ダンサーの人ってば、復活したのねぇ!」
「はいー。じゃあ、先ずは【ダンサー】ハジメチンへの謝罪、いいですねー? 次に――」
「なっ!? 次だぁ!!?」
「ええーっ、だってハジメチンはそっちのミモザ様に処女を奪われてるんですよ? まだ童貞なのに処女を奪われるなんて、罪深くないですかミモザ様?」
「ぬぶふっ!? わ、わだし!?」
「――なので、ミモザ様には責任をもって、ハジメチンにエロい接待で償っていただきます! ”接待コンパニオン”ってやつです! もちろん、本番アリで童貞卒業させてあげてくださいねー?」
「ぶぶふーっ!!? ふーっ!! て、”帝国の至宝”と謳われたこのわだしに、”接待コンパニオン”をしろだぁ~!!? ぶふーっ!! あんまり調子に乗るんじゃないのだワさ~!!」
「ハ、ハレンチざます!! 性的搾取ざます!!」
「イヤラシイわぁ。でも~ちょっと興味あるわぁ」
「くはっ!! アタシらに向かって、よりにもよって性接待とはよく言えたもんだ!! これまでモガリア教会を財政面で支援し続けてきた恩も忘れて、のこのこ出てきた異世界人がでかいツラしやがって!! アンタら、モルガーナ公爵家を敵に回す覚悟はできてるんだろうね!!?」
「分かりましたー。じゃあいいです、この話はなかったことで――。ハジメチンは……そうだな、グレイス様にでもお願いしてみよっかなエロい接待」
残念、交渉は決裂かーという感じを出しつつ、ぼくはさっさと湯船から立ち上がる。ぼろん。オルフェさんと、続けてアンソニーくんも立ち上がる。ぼろん、ぼろん。
うーん、ふとした思いつきだったけど、グレイス様に”接待コンパニオン”を頼むっていうのはなかなかいいアイデアなんじゃないかと思えてきたよ。お下品な宴会芸とか温泉にはもってこいだしね。
……ま、待ちな!! と、少し慌てた様子でぼくらを呼び止めるラケシスお婆ちゃん。――はいはい。待ちますが、なにか?
再び湯船に肩を沈めるぼく達。
「――まだ話は終わってないよ!! 性接待は論外だが、その男……ハジメチンには見舞金を出してやるよ!! そうさね、100万Gだ!! エマの治療費は別で出すよ!! 合わせて、200万Gでどうだい!!? それだけありゃ、王都の高級娼館で数日は遊べるだろうさ!!」
「それは確かに良さそうですけど――、遊びたかったら娼館で遊べ!! とかアリなんですか、皆さん的にー? 性的搾取ざます! とか言ってるくせにー?」
「ふん!! そりゃ偏見ってもんだろ!! 相応の対価が得られるなら、娼婦も立派な商売さ!! アンタらみたいな不細工な男の相手もしてくれるってんだ、なかなかない崇高な仕事だろうさ!!」
「エマ様の病を治療することは相応の対価だと思うんですけどー、なんで人任せにしようとするんですかね? お貴族様だからですかー? なんだかんだ言って、やっぱり性サービスに偏見があるんじゃないですかー?」
「……生意気言ってんじゃないよ!! 全ての娼婦が好きで娼婦やってると思ってんのかい!!?」
「そうですね、誰だって嫌なことは人任せにしたいですよねー。ワカリマス! ――まあ、今後のお付き合いのこともありますし、出来ればハジメチンと仲直りして欲しかったんですけどね」
タハハ怒られちゃったよ、コワいコワい……という感じで、ぼくはまた湯船から立ち上がる。ぼろん。オルフェさんと、続けてアンソニーくんも立ち上がる。ぼろん、ぼろん。
やっぱり”接待コンパニオン”の件、グレイス様に頼んでみようかな。きっと酔っ払って一回やっちゃえば、その後もズルズル続けてくれそうなタイプだと思うんだよね。併せて、セリオラ様やデイジー様もどっかで吹っ切れてくれたら完璧なんだけどなー。
……お、おい!! 待ちなよ!! 待ってくれ!! と、またもぼくらを呼び止めるラケシスお婆ちゃん。――はいはい。待ちますけど、どうかしましたか?
「……今夜だけだ」
「は?」
「今夜だけ、このアタシ、ラケシス・モリ・モルガーナが、”接待コンパニオン”をやってやるって言ってんだよ!! ミモザの代わりってことさ!! 不服かい!!?」
「ぶふっ!! ね、姉様――!!?」
「早まっちゃいけないざます!! こんなのは、こんなのは不当要求ざます!!」
「み、身代わりなら、どうぞこのアマネにお申し付けください!!」
「あらまあ、わくわく! わくわく!」
おっと良かった、やっと折れてくれたよ。
ぼくとしても、エマ様の治療はしてあげたかったし、やれやれって感じだ。
「――ふん!! 高級娼館よりも、七十過ぎたアタシらの接待がお望みとは呆れるね!! ”異世界人はだいたい変態”とはよく聞く話だが、どうやらホントのことだったらしいさね!! 高貴なアタシらに恥をかかせて笑いものにしたかったんだろうが、かつて皇帝を虜にしたテクニックの数々を甘く見るんじゃないよ!!? これでも、日々の鍛錬は欠かしちゃいない!! 股の締まりは、まだまだ衰えちゃいないさ!! カラッカラになるまで搾り取ってやるから、せいぜい覚悟するんだね!!」
「スキル【状態異常治療】、発、動!」
ぼくは有無を言わさず、勝手にスキルを発、動! した。
スキル【状態異常治療】は、老化さえも治療するチートスキルだ。スキルの効果で、あっという間にラケシスお婆ちゃんはだいたい三十年分ぐらい若返った。
さすがは元皇帝のお妃様、思ってたとおり、凄い美人さんだよラケシス様!
「ぶほっ!? ね、姉様……!?」
「――ざ、ざます!?」
「えっ!? ええーっ!?」
「あらまあ、昔のラケシスさんだわぁ!」
「……なんだ? 今、アタシになにかしたのかい!?」
驚愕するお婆ちゃん達とアマネさん。ラケシス様だけが自身の変化にまだ気がついていない。せいぜい、「なんだかちょっと耳の聞こえが良くなったかね?」程度かも。
「ぶふ~っ!! これはどういうことなのだワ、アナタ!? ラケシス姉様にいったい何をしたのだワいな!?」
「まさかこんなことが、本当にこんなことがあったざます!? 若返りのスキル……、まさか本当に存在したざます!?」
「ええーっ、だってどうせ接待して貰うなら、一番輝いてた頃のラケシス様に接待して貰った方がハジメチンも喜ぶと思いますしー?」
「おい、二人共一体何を興奮している!? 若返りがどうした!? …………ふむ、そういえば、妙に肌に張りがあるような気が……、温泉の効能というのもあながち――」
「ズルイぶ~!! 姉様だけ若返って、ズルイぶ~っ!!」
「ラケシス姉様、知ってたざますか!? 知ってたから、ミモザさんの身代わりを申し出たざますか!?」
「ズルイ!? アタシが、か!? な、なんの話だ……!?」
「ぶふ~っ!! わだしも性接待をするのだワ!! だからわだしにも、そのスキルをちょうだいぶふ~っ!!」
「わ、わたくしだって、わたくしだって、”接待コンパニオン”をやるざます!! やってやるざます!!」
「あらあら、まあまあ、イヤラシイわぁ!」
かしこまり――スキル【状態異常治療】発、動!
いやー、どうなることかと思ったけど、丸く収まって良かった良かった。
クルエラお婆ちゃんもミモザお婆ちゃんもそれから、エマお婆ちゃんも仲良く三十年ほど若返ってみんな全盛期の美貌を取り戻していただきましたっ――と。
長身で野性的な強気美人のラケシス様!
すらっとした知的美人のクルエラ様!
ボッキュッボンのグラマラス美人のミモザ様!
小柄でおしとやかな和風美人エマ様!
素晴らしい、これは素晴らしいですぞー!!
雇い主の四人が”接待コンパニオン”に手を挙げて、さすがに知らんぷりできなかったのかアマネさんも渋々「わたしも……」と申し出た。アマネさんはエルフだから、見た目の若さとかあんまり関係ないんだよね。
「腕がっ……む!? なっ……右目が、うずくっ!?」
なので、ヤマダさんに切り落とされた両腕と、眼帯の下の目をスキル【肉体治療】で治療してあげた。
こうして、今夜限り、五人の”接待コンパニオン”が揃ったわけです。
さてと、ぼくは誰にしようかな?
***
『ぶくぶくぶく……ごはっっ!! げほっ!! げほっ!! ら、らめぇぇぇ~っ!! って、あれ? ……な、なんだ!? どこだここ!? ちゅーか俺、死んだよな!? あれっ!? あれっ!?』
『あ、ハジメチン起きたのー』
『確か俺、気づいたら女になってて、おっさん達に無理やり犯されて……って、ひょぇぇぇ~!? タ、タナカッチ、あれは全部夢だったのか!? なんか、下っ腹にまだ妙な違和感が残ってて……』
『まあ色々と行き違いがあったからさー、ぼくらはもっと解りあう必要があると思うんだよねー?』
大露天風呂を各々堪能するぼく達。
そんなぼく達一人一人に寄り添い、接待する、コンパニオン的な全裸美女が五人!
意識が戻ったばかりで混乱中のハジメチンだったが、その時やっと、二の腕にあたっている柔らかい感触に気が付いたっぽい。
『え!? ええっ……て、天国!? やっぱ、死んだの俺!?』
『夢の続き、かもねー』
ぼくの隣でお酒を注いでくれてる目つきの鋭い大柄な美女はラケシス様。お湯の中で、お尻を撫でても怒らない。ちょっと割れ目を指でこちょこちょしても……セーフ! なんとなくだけど、アナル弱そうなタイプなんだよなーラケシス様。
ハジメチンにボインを押し付けているのはボンキュッボンのミモザ様。太っちょのミモザお婆ちゃんが三十年若返るとボンキュッボンになるなんて、チートだなーぼくのスキル【状態異常治療】。”後宮一の肉食系”っていうだけあって、なんだかすごくノリノリみたいだ。願わくば、ハジメチンがイイ感じで童貞卒業できますように……!
アンソニーくんのあれは……彼の性癖かな? クルエラ様の胴体を逆さまに抱っこして、お股に顔をうずめている。プロレス技でいうところのパイルドライバー。もっとはっきり言えば、まんぐりがえしざます?
でもお風呂でそれをやると、クルエラ様が溺れてしまいそうでハラハラするんだけど――とか思って見ていたら、「クルエラのやつ、ありゃ相当よろこんでるねえ」とラケシス様。どうやら、クルエラ様ってばドⅯらしい。
オルフェさんは、さっきやられたお返しとばかりにアマネさんを対面座位で突き上げている。エルフ同士よっぽど相性が良かったのか、アマネさんときたらオルフェさんの胴体にがっつり足を絡めて”だいしゅきホールド”状態だ。
……ん!? いや、あれは違うかも。オルフェさんはスキルを使っている!? ぼくも理屈はよく解からないんだけど、アマネさんが絶頂する直前で、アマネさんの体感時間を超ゆっくりにして焦らしまくっていると見た! それでアマネさんはたまらず、”だいしゅきホールド”ってわけか。オルフェさんにやられたことのある、ぼくじゃなきゃ見逃しちゃうねー。
ちょっと離れた場所から、顔を隠してチラチラこっちを見てるのは小柄でおとなしそうなエマ様。なんでこんなことになっているのかワケが分からず困惑しているって感じだね。
さっきまで「イヤラシイわぁ」とか言ってたのに、だいぶイメージ変わっちゃったけど大丈夫なのかな?
「くははっ! あの子は元々、むっつりスケベなのさ! 病が悪化する前は確かにあんな感じだったよ!」
嬉しそうに涙ぐむラケシス様。「――どうせその内、自分から混ぜてくれって言ってくるさね! ああ見えて、ミモザの次にスケベだからね!」とのこと。
『ちょ、ちょっち……ち! あ! おおおお……、ユ……ユニバァァァース!!』
おっと、そうこうしている内に、どうやらハジメチンが事を成したらしい。
卒業おめでとう、ハジメチン!
やれやれ、これでぼくも心置きなく――。
「ラケシス様、そろそろぼく達も――? そうだなぁ、そこの岩に手を着いてもろて」
「お、おう……致し方ないねえ――こうかい? …………って、お、おい!? 待て、そっちは違っ……あっ、あっ、あひぃぃぃぃっ……!!」
こうしてぼく達はモルガーナ公爵様御一行と和解し、とても仲良くなりました。
彼女達は、若さと健康を対価に、今後もモガリア教会の支援を続けることを約束してくれたのです。
なんならエッチなことについても、お互い対等に求め求められるならアリなんじゃないかと、ややこしい言い回しで合意をいただきました。早い話が、セフレです。
翌日、モルガーナ公爵様御一行は復活した巨大ドラゴンに乗って領地へと帰っていきました。
見送りに出たぼくと目が合ったラケシス様は、照れくさそうに手を振りかえしてくれました。セフレです。
ところでハジメチンですが、女体化して処女を奪われたり、殺されて復活したり、童貞をボッキュッボンのグラマラス美人で卒業したりといろいろ経験したせいで、昨夜だけで一気にレベル8に到達してしまったのです。
彼がレベル8で得たスキルは【アバター】分身体を作成して遠隔操作できるというもの。ただし分身体操作中、本体は眠った状態になるとのこと。逆に、本体が起きている時は、分身体は眠った状態になるそうで――要するに、フルダイブ型のVR体験みたいなことができてしまうみたい。
『――えっ!? 帰れるの? 日本に? ……そうか、異世界の神マーヤダとかに頼めば帰れるのか……正直、【日常会話Lv.1】とかないと、ちょっちキツイかなって思ってたんだよな――タナカッチは残るの? そうか……でも俺、こっちに分身体を残してくぜ! そうすりゃ、好きな時にログインできるし――いやぁ、【アバター】! いいスキルが出たもんだぜ――え? ぜんぜん楽しかったし、また来るよ! ちゅーか、ミモザ様やエマ様みたいな美女とこの俺がまさかうへへ……ん? あーなんか嫌な夢見たような気もするけど、帳消しだよ帳消し! 些細なことだぜうへへ…………、タナカッチ……なんか、ありがとうだぜ。またな――』
そんなワケでハジメチンは、異世界に分身体を残して、日本へと帰ることになりました。
日本で暇なときに、こっちの分身体にログイン? すればゲーム感覚で異世界生活ができてしまうってことみたい。もっとも当面は、【ダンサー】の仕事をこなしつつ、ロッドさんやアンソニーくんから異世界語を学ぶってことになりそうだけどね。
いずれ日本の暮らしが辛くなったら、迎えに行くこともできるんで遠慮なく言ってくれよ? ハジメチンありがとう!