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所有権と欲望と

これをついにいれてしまった・・・

「やったーーーーーーーーーーーわーーい!!」「・・どうされましたか、魔人王様、何か、うれしいことでも?」「これ見て!」「ん・・?」


魔人王、レイサ殿へ、国際会議、住民との話し合いの末、魔神王の城と土地の所有権を貴女に全てお渡しする、ということになりました、貴女が富を渡したことがよい結果に繋がったと我々は思っております、もし予定が空いておりましたら、貴女達との不可侵条約を結びたいと思っております、明後日、何卒、ご検討の方、宜しくお願い致します


「・・下手に出過ぎてはいませんか?この手紙」「私もそう思う、とりあえず、何かやっておかないとね」「私、その手紙、見せてよ」「あ、私!人型になれたの?あのボールの体は?」「私の体の一部と無限再生、不老不死を使って分体を作った、勿論、意思のない無垢な分体をね」「・・御免なさい」「いいのよ、別に、後泣いて無いし」「・・うん、私がいると心強いよ、知的な私」「私は心をゆったりさせられるからありがたいよ、ほのぼのした私」「・・ねぇ、もう一人、作らない?」「いいけど、どんな私?」「それはね--


---欲望の私


「・・!正気!?」「当たり前よ、私達にはあんまり欲って物が無いじゃない?だったら、欲を欲のままにして死ぬのはいやだと思わない?生物誰しも欲望はあるんだしさ」「・・あの私出ましょうか?」「あ、お願い」「・・私達の欲を全て出すってこと?」「そういうこと、私も貴女を作ってこうなったんだからさ、いいでしょ?」「・・解ったわよ、やってあげる、私も、恐ろしいものが出るとは思わないし」「ありがとう、じゃあ、いくよ!」「ええ!」


私達の欲が、私達の体を使って出ていこうとしている、やっぱり、あんまり大きいのは出ない、私も、そう思っている見たいね、そのまま、三人目の、欲望の私が完成した


「・・・?私・・?」「はじめまして、私」「はじめまして」「体に違和感はある?」「・・無い」「そう、よかった、まずは、服、着て?」「うん」


・・ほんとうに欲望?ほのぼのした私はやっぱりほのぼのしてるし、私も嫌な予感は感じない、やっぱり私達の欲望ってそんなものなのかな?


「ねぇ私、何かしたいことはある?」「・・したいこと・・」


おっと知的な私!?いきなりそこから!?


「・・///」「「・・え?」」


顔を赤らめて・・まさか!?


「私と・・したい・・///」「・・・」「・・・」


・・あかんやつや、これ、まさか私ってそんな趣味だったんだね・・このあとは、ご想像におまかせします・・・



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