四神の使用者
遅れて申し訳御座いません!
「我々は!前々から用意していた対魔神王の兵器をついに作り上げた!それは!主がこの世界に持ち込んだと言う四体の神を模倣したもの!性能は四体の神をも超える!更に!その神に仕える器械の兵の数数えきれぬ!今はその性能を上げるため、さまざまなメンテナンスや改良、改造を行っている!これが完成すれば!魔人等恐るるに足らず!その為に!皆様の力を借りたい!具体的には!四神の操作を御願いしたい!四神は玄武、朱雀、青龍、白虎!それぞれ亀(蛇付)、鳥、龍、虎である!どうか力を貸して貰いたい!」
私は思わず拍手した、皆そうしてる、でもコルだけしてない、あの人戦う気無いね、乗り気じゃ無いもん、あ、そうだ、私は鳥人族のパル、ん?羽根の手でどうやって拍手するのか?気にしないで、音出て無いから、取り敢えず、ほんとに希望が出てきた、オーガキング、やっぱり侮るなんてできないね、人望も高い、妙案を出すことが多い、四十四邪王の中でも指折りの有能、前々から投資してて良かったほんとに。
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四神・・何でわざわざそれを模倣するかな、主に怒られる気がする、ん?私?私は吸血鬼、カル、ん?2文字多すぎないか?・・・四十四邪王のルール、長い名前はNGなんだって、でも、名前は皆持ってるけどね、2文字の名前は偽名みたいな者、どっかの名前をつけると進化する世界とは違うの、親に名付けて貰う者、自分で名乗る者、色々いるよ、私は名前を誰にももらって無い、だからカルが私の名前、名前が無くて困ることはなかったからね、渡る世間に鬼はない、なんて言葉もあるからね、四十四邪王の関係も、親密、と言う訳じゃ無いけど、冷えきっている、ていう程でもない、暖かいよ。
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疲れる・・速く終わってくれ~、ん?俺?コルだよ人狼、取り敢えず、俺はパス、俺は狼だ、虎じゃ無い、それじゃ・・
「俺はパスだ、投資やその他諸々はやるが、操作なんて者は御免だ、俺にも狼のプライドがある、他の種族なんてやだぞ」
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・・狼のプライド、か・・なら、俺のプライドも聞いて貰おう
「なら青龍の操作は龍人族の俺にやらせて貰っていいかな、同じ龍の姿をしているなら、うってつけじゃ無いか?ガス、同じ種族の姿だとなんか特典あるとか無いのか?」
「いまのところ無いが、いるなら努力はしよう」「いいね、じゃ、頼むよ、投資ならいくらでもする」
「解った、ならお前もやって貰おう」
「え?俺?何で?」
「使用者の体細胞がいる、四神の使用者を登録するためにな」
「・・もう俺がやる流れ?聞いて無いよ」
「今からでも練習して貰う為だ、お前が完全に操作出来るように」
「・・考えてみれば当然か、何時でも戦えるように、練習するのは当然・・了解、色々やっておこう、親族に暫く家あけること言ってやんねえと」「よし、皆聞いたな!青龍の操作は彼!ディルに任せた!」
・・拍手の勢いよ、名前は自分で勝手に決めた、所詮偽名だ、深く考える必要性が無い
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・・・もう、ひとり決まったか、なら、俺も行くか
「亀と蛇だよな!?なら、蛇は俺に任せて貰おう!俺なら適任だよな!?」
「・・成程、ゴルゴンの血を引き継ぐ者ならば、適任だな、だが、玄武のメインは亀だぞ?亀は誰がやるんだ?」
「俺がやろう」
「・・意外だな、お前は間違いなく降りると思ったが?」
「・・・・気が変わった、それだけだ」
「・・そうか、ならば、何も言わない、だがな、一つだけ言わせてくれ、ここにはヒトガタをとれる位の強力な者や、ヒトガタだが元から強い者もいる」
「おう」
「一目だけでは解らない者もいる、聞いてもよく解らない者もいる」
「・・おう」
「だがな、一つだけ言わせてくれ、いくら何でもタラスク(甲羅、六本足の〈〈ドラゴン〉〉)が亀を主張するのは無理がある!」
「何でだよーー!いいじゃん亀で!ドラゴンの体には最近なって無いし!ドラゴンらしいことだってなんもやって無いぞ!俺はドラゴン止めるぞ!亀らしく生きてやるーー!」
「・・・ハァ、強いんだがなー、その性格だけが難だよなー、クルは」
「と言う訳で、玄武は俺とステンがやる、良いよな?」
「・・俺は構わん、好きにしな」
「はいはい、好きにしますよ」
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一気に二体の使用者が決まった・・でも、難航しそうだな・・・俺はコルです・・
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「パル、お前はどうする?やるか?」
「折角だけど遠慮するよ、どうしてもって時にやるから」
「了解、誰かやるか?朱雀と白虎」
「朱雀、やるわ」
「おっとお前が来るとは思わなかったな、セイレーン、レイ」
「今回だけよ、他の奴等はやらないみたいだし」「そうかい、なら、お前で決まりだ!」
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・・虎、いたか?・・いたか・・・?いるか?虎・・ああ、いたな、虎から半人になって戻れなくなったやつ・・・
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「俺が、白虎を操作しよう」
「・・ヤコ、やってくれるか」
「・・はい」
「・・よし、良いだろう、お前は産まれかたはあれだが、力と意志はとてつもない、お前なら、やってくれる、頼んだぞ!」
「はい!」
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「やあやあ会議は順調かな?様子を見に来たんだ、上手くやっているかい?」
「主・・御覧の通、無事に四神を操作する者が決まった、これなら、準備ができ次第、何時でも戦えるようになる、今までやってきて良かった・・」
「御疲れ様、魔人王の対策に全力を尽くしてくれたまえ」
「・・はい!」
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「私ーお茶ー」
「私、コーヒー」
「はいはい」
長くしました




