1 こんな転生は嫌だ
処女作です。
でも処女作だからって甘くみんなよ!!!!
俺はさっきまで、そう、1秒前まで小説を書いていた。
簡単に説明すると、「ニートが異世界に転生して、魔王すら余裕に倒す力を...」みたいな、2018年の今となっては、とてもありきたりな異世界転生ものだ。
では、そもそもなぜ、小説を書いているのかというと、それはただ単に小説家と言う肩書きを自分の人生の1ページに描きたかったからだ。
「俺」こと田中純(30歳)は、自分で言っても良いほど沢山のものに恵まれていた。例えば、顔、身体能力、学力、両親の資金力、などなど挙げればキリがないことは無いが、とても恵まれていた。
そんな風に恵まれていた俺は、「小説家になりたい」と思い、「こんな風に書けば売れるだろ」と考え、とてもありきたりな小説を書いているところだったのだ。そう、「だった」のだ。
「おんぎゃぁぁぁぁぁああああ」
とても大きな、そして元気な赤ん坊の声が聞こえてくる。そして目の前には、とても美人な女性が.....
って、「おーんーぎゃあああ(転生してる!?)」
すいませんでした。処女作なんで誤字脱字あっても甘く見てください。ちなみに作者は適当なんで投稿頻度ばらばら、1話ごとの長さもばらばら、今後の予定とかなんにも考えておらず、「なんか書いてみよう」と、唐突に思って書いただけです。許してください。でも読んでいて苦痛になるような転生物にはしないつもりです。