プロローグ 二人の物語の始まり
日本人ではないので、日本語がおかしかったところがあるかも知れません、その時は是非教えてください。
コメント、レビューなど、改善の参考にしますので、よろしければ是非残してみてください。
この世の人はみんな表と裏、二面を持つ。
人々はみんな、それぞれ人前で一生懸命普段と全く違うキャラを演じている。
人はみんな仮面を被ってる。
しかし、それとは全く違う意味で仮面を被ってる者もいた。
「エレメント」という不思議な力で怪物「EM」と戦い続けた彼らは、こう呼ばれていた。
――「ユーザー」。
これは、「ユーザー」の少年と、「ユーザー」で「二重人格」の少女の、恋愛と戦いの物語である――
ウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウーーーーー
唐突な警報が深夜の静かさを破ってしまった。
その警報を応えるように、すべての建物が特製な物質に覆われて、町は一瞬で銀白色な都市になった。
そんな特製な物質に包まれたことによってすべての建物が封じられ、出ることも入ることも不可能になった。
人がいるはずのない町に、ひとりの少女だけが何ものかから逃げているように前へ走っていた。
少女を追いかけていたのはいくつ、人の形をした黒い生き物だった。
「『初型』……」
謎の名詞を口にして、少女は速度を上げた、すると「初型」と呼ばれた物も彼女を追いつくようにスピードを上げた。
そんな追いかけっこの結果、少女はとある袋小路まで追い詰められた。
すると、見た目から蜘蛛に思わせる怪人が「初型」の群れから少女に歩み寄った。
しばらく彼女を観察した後、彼女を捕まるために口から糸を吐いた。
それをすぐに反応して、少女は飛んできた糸を避けた。
普通の人間だったら、こんな回避行動を取れるはずがない。
それによって、怪人は少女の反応に驚いて、威嚇するように鳴き声をあげた。
そしたら、まるで命令を下された兵士のように、「初型」は少女を襲いかけた。
こんな展開をまるで予想していたように、少女は手を後ろに隠れて、いつの間に現れた鋭く長い氷を握った。
真剣な顔になって、少女は戦う姿勢を見せた。すると、彼女に返事をするように、冷気は彼女を中心にして広まった。
その冷気によってちょっと引いた「初型」の群れだが、またすぐに整って、再び攻撃を仕掛けようとした。
だがその瞬間、後ろから襲ってきたものすごい熱気が、一瞬にしてすべての「初型」を灰にし、消しさった。
熱気が伝わってきた方向へ少女が視線を向くと、そこには炎の剣を持つ、一人の赤髪の少年がいた。
手下を消されて挑発された蜘蛛怪人は怒りが沸いて、目標を少年に変えて駆け出した。
自分に向かってきた怪人に対して少年はただ剣を前へ軽く振った。
次の瞬間、怪人が斬り裂かれ、頭と体を分離された。
二つに分かれた怪人の死体はすると、小さな爆発を起こしたあと、消えてなくなった。
町を包む謎の物質じゃなかったら、間違いなく床に穴を開いていたのだろう。
そんな爆発にゼロ距離で巻き込まれたはずなのに、少年はまさかの無傷だった。
それだけでく、さっきのたった一つの動きで、少年はあの怖そうな怪人を簡単に倒していた。
蜘蛛の怪人を解決した後、少年は今度少女に視線を向けた。
少年の顔が真っ黒な街に隠されて見えない。
目の前の少年は一体何者なのか、少女は気を緩めず、警戒を続けていた。
少年と少女はお互い見つめ合った。
そして二人の物語が始まろうとしていた。
この小説を書きたくなったのは、小さい頃から仮面ラ○ダーに憧れていて、「自分だけのラ○ダー」を考えて、その設定を書いた。でも海外だしラ○ダーの脚本なんてできないだろうなと封印していた。
その後アニメに触れて、「あれ?特撮って変身要素抜いたらアニメとかドラマと変わらんじゃん(実写だけど)」ってなって、だから新たにできた「小説家になりたい、自分の物語を世界中に届けたい」という夢に、そのラ○ダーの設定を引っ張り出して乗せた、それがこの「エレメントユーザー」です。
なので、その時の名残りで所々「ああこれ特撮(ラ○ダー)っぱいな」と思わせたら光栄です。
もちろん、ストーリーも注目してくれれば嬉しいです。