シラ書第28章、許しを得るには復讐心を消し去ること
シラ書第28章の冒頭にある、その意味を持つ人物へのその感情に潜む、心の内にある復讐心を捨てることを諭す言葉。
シ ラ28:1 復讐する者は、主から復讐を受ける。 主はその罪を決して忘れることはない。
※その秘密にすべき意味を他人に、語ったことがあるのだが、
その言葉を伝えた時の反応は、掟があるゆえに反応が悪く、その言葉の攻撃を受けたことが何度もあった。
シ ラ28:2 隣人から受けた不正を赦せ。そうすれば、 願い求めるとき、お前の罪は赦される。
※その受けた言葉の不正を赦すことで、他人を憎む心は捨て去ることの大事さを知り、その後に起きた人々の運命に心を痛めた。
シラ28:3 人が互いに怒りを抱き合っていながら、 どうして主からいやしを期待できようか。
※その言葉のために、人々もその言葉を侮り、神の災いを受けたとしても、私同様、心に怒りを抱いていたのでは、いつになっても、その罪をぬぐい去ることはできない。
その意味を教えるために、主は人を赦すことで癒しを得ることができるといわれる。
シラ28:4 自分と同じ人間に憐れみをかけずにいて、 どうして自分の罪の赦しを願いえようか。
※わたしも、この世に生まれてきた以上は人である。
同じ人間同士、憐れみをかけずして、どうして自分の罪の許しを願い出ることができるであろうか。
シラ28:5 弱い人間にすぎない者が、 憤りを抱き続けるならば、 いったいだれが彼の罪を赦すことができようか。
※生まれてきた以上は、生を得れば人である。
人は憤りを抱き続けるならば、いったい誰が彼の罪を赦すことができようか。
シラ28:6 自分の最期に心を致し、敵意を捨てよ。 滅びゆく定めと死とを思い、掟を守れ。
シ ラ28:7 掟を忘れず、隣人に対して怒りを抱くな。 いと高き方の契約を忘れず、 他人のおちどには寛容であれ。
※人というものは、数々の不正を受けたとしても、憎しみは抱かずに、その教えなる境遇の意味を考える方が、神の御心の意味を理解できるようになるのである。
自分と同じ人間に憐れみをかけずにいて、 どうして自分の罪の赦しを願いえようか。
人として大きくなれ、その許しを与える姿勢、これこそ人に悟りをもたらす意味となるのである。