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シラ書第40章、解読文章。

(シラ書40)

シ ラ40:1 つらい労苦は、人間だれしも避けられないもの。 重いあくがアダムの子孫にのしかかっている。 母の胎を出た日から、 万物の母なる大地のもとへと戻るその日まで。

(このまま)

※つらい労苦は、人間であれば誰しも避けられないもの。

 その重い罪という重石が、人間たちにはのしかかっている。

 母の体を出た時から、死んでその身を大地に戻すまで。


シラ40:2 人の悩みや心の恐れは 死の日を思っての不安。

(このまま)

※人の悩みや心の恐れは、死の日を思っての不安である。


シ ラ40:3 華麗な王座に座している者から、 塵と灰の中にはいつくばっている者に至るまで、

(このまま)

※華麗な王座に座している位の高い者から、身分の低い、塵と灰の中にはいつくばっている者に至るまで、


シラ40:4 紫色の衣装をまとい、王冠をいただく者から、 粗布にくるまった者に至るまで、

(このまま)

※紫色の衣装をまとい、王冠をいただく者から、

 粗布にくるまった貧しい者に至るまで、


シ ラ40:5 怒りとねたみ、困惑と動揺、 死の恐れ、憤り、それに争いが付き物だ。 床の中で憩うときも、 夜眠るときも、それらは人の思いをかき乱す。

(このまま)

※怒りとねたみ、困惑と動揺、 死の恐れ、憤り、それに争いが付き物だ。

 人の抱く心の中に持つ、感情である。

 床の中で憩うときも、 夜眠るときも、それらは人の思いをかき乱す。


シラ40:6 休息はあってもなきに等しく、 たとえ寝ても、昼間のように疲れ果て、 戦いを前にして逃げ出した兵士のように、 悪夢にうなされる。

(このまま)

※休息(休み時間)はあってもなきに等しく、たとえ寝たとしても、

 昼間のように疲れ果て、 戦いを前にして逃げ出した兵士のように、 悪夢にいつもうなされる。


シラ40:7 捕まったと思った途端に目が覚め、 何も怖がることはなかったのに、といぶかる。

(このまま)

※その夢の中で、捕まったと思った途端に目が覚め、

 何も怖がることはなかったのに、と考え込む。

 いぶかる=様子・事情・結果がどうも変だ(が、なぜだろう)と思う。


シ ラ40:8 人間から動物に至るまで、生あるものはすべて、 ――罪人は更に七倍受けるのだが――

(このまま)

※人間から動物に至るまで、生あるものはすべて、

 とくに罪人は更に七倍の罰を受けるのだが、


シラ40:9 死と流血、争いと剣、 災難と飢饉、破滅と鞭打ちとを受ける。

(このまま)

※死と流血、争いと剣(神のつるぎ)、 災難と飢饉、破滅と鞭打ちとを受ける。


シラ40:10 これらはみな不法な者たちのために用意された。 あの洪水が起こったのも彼らのせいである。

(このまま)

※これらはみな不法な者たちのために用意された。

 あの洪水が起こったのも彼らのせいである。

 ノアの箱舟に記された大洪水の意味である。


シラ40:11 土から出たものはすべて土に帰り、 水から出たものはすべて海に戻る。

(このまま)

※土から出たものはすべて土に帰り、 水から出たものはすべて海に戻る。

 要するに、循環を意味する。


シラ40:12 わいろと不正はすべてぬぐい去られ、 信実な行為は永遠に続く。

(このまま)

※この世にあるわいろと不正はすべて取り除かれ、

 信実な行為は永遠に続く。


シラ40:13 不正な者が得た富は、渓流のように干上がり、 雨の中でとどろく雷鳴のように消えていく。

(このまま)

※不正を犯して得た富は、その罪ゆえ、水が干上がるようになくなる。

 雨の中で響く雷鳴のように消えてゆく。


シラ40:14 施しをする人は喜びに満たされ、 掟に背く者は滅びに終わる。

(このまま)

※施しをする人は喜びに満たされ、

 その真意を悟るからである。

 掟に背く者は滅びに終わる。

 その神の律法を重要視せず、それを怠ることは滅びに身を終えるのである。


シラ40:15 不信仰な者のひこばえは若枝を増やさず、 その汚れた根は切り立つ岩にしがみついている。

(このまま)

※不信仰な者の樹木の切り株はその若い芽を出さず、その汚れた根は切り立つ岩にしがみつくようで、命の危険をはらむのである。


シラ40:16 あらゆる水辺や川岸の葦は、 どんな草よりも先に引き抜かれる。

(このまま)

※あらゆる水辺や川岸の葦は、 どんな草よりも先に引き抜かれる。

 その時が来れば、一番最初に引き抜かれるのは不信仰な者である。


シ ラ40:17 しかし慈しみは、祝福に満ちた楽園のようなもの。 施しは永遠に残る。

(このまま)

※しかし慈しみは、祝福に満ちた楽園のようなもの。

 その慈しみは、祝福に満ちているので楽園に住む資格を与える。

 施しは永遠に残る。


シラ40:18 自立した生活も、雇われの生活も楽しい。 だが、いずれにもまさるのは、宝を見つけること。

(このまま)

※自立した生活も、雇われの生活も楽しい。

 だが、いずれにもまさるのは、宝(神の隠された意味を知ること)を見つけること。


シラ40:19 子をもうけても、町を築いても、名声を高める。 だが、いずれにもまさるのは、 非のうちどころのない妻である。

(このまま)

※子をもうけても、町を築いても、名声を高めることはできる。

 だが、いずれにもまさるのは、 非のうちどころのない妻である。

 良妻賢母は得難い宝物である。

 

シ ラ40:20 酒も音楽も心を陽気にさせる。 だが、いずれにもまさるのは、知恵を愛すること。

(このまま)

※酒という快楽、音楽という調べ、これは心を陽気にさせる。

 だが、いずれにもまさるのは、知恵(隠された神の御言葉)を愛すること。


シラ40:21 笛も竪琴も快い調べを奏でる。 だが、いずれにもまさるのは、楽しい会話。

(このまま)

※笛も竪琴も快い調べを奏でる。

 だが、いずれにもまさるのは、楽しい会話。

 そのすべてを知り、その話の内容が富んでいればこれほど楽しいことはない。


シラ40:22 愛らしさや美しさを、人の目は慕い焦がれる。 だが、いずれにもまさるのは、野に生える若草。

(このまま)

※愛らしさや美しさを、人の目は慕い焦がれる。

 人はその愛らしさや美しさを求めるのだが、

 だが、いずれにもまさるのは、野に生える若草。

 世の中に知られず、その芽を息吹かせた野の若草。


シラ40:23 友人や仲間との出会いはいつも楽しい。 だが、いずれにもまさるのは、 妻が夫と共にいることである。

(このまま)

※友人や仲間との出会いはいつも楽しい。

 だが、いずれにもまさるのは、 妻が夫と共にいることである。

 これこそ、安心感のある間柄なのである。


シラ40:24 兄弟や援助者は、不幸の時に頼るもの、 だが、いずれにもまさる助けは、施しである。

(このまま)

※兄弟や援助者は、不幸の時に頼るもの、

 だが、いずれにもまさる助けは、施しである(神の隠された御言葉)。


シラ40:25 金も銀も人の足もとを固めてくれる。 だが、いずれにもまさる支えは、良い助言である。

※金も銀も人の足もとを固めてくれる。

 だが、いずれにもまさる支えは、良い経験に富んだ正しき助言である。


シラ40:26 富と力は、人の心を自信にあふれさせる。 だが、いずれにもまさるのは、主を畏れること。 主への畏れがあれば、何物にも事欠かず、 ほかに助けを求める必要はない。

(このまま)

※富と力は、人の心を自信にあふれさせる。

 だが、いずれにもまさるのは、主の脅威を知り、主を畏れること。

 主への畏れがあれば、何物にも事欠かず、 ほかに助けを求める必要はない。

 わたしも、主を真剣に恐れて、その教えをいただいている事実に感謝する。


シ ラ40:27 主を畏れることは、祝福された楽園のようだ。 どんな栄誉にもまさって、その人を覆い守る。

(このまま)

※主を畏れることは、祝福された楽園のようだ。

 どんな栄誉にもまさって、その人を覆い守る。

 すべて無欲でないとことは完成しない。

 

シラ40:28 子よ、物乞いをして一生を送るな。 そうするくらいなら、死んだ方がましである。

(このまま)

※貧しい境遇にいるので、物乞いにはなるなと神は言われる。

 それこそ、神の示す意味を台無しにする意味であるからである。


シ ラ40:29 他人の食卓をもの欲しげに眺める者、 その生き方はまことの人生とは言い難い。 人の食べ物で暮らすなら、彼の性根は腐れきる。 良識と教養を備えた人は、 そのような生き方を避ける。

(このまま)

※他人の食卓をもの欲しげに眺める者、 その生き方はまことの人生とは言い難い。貧しくても、己の家で食事することこそ、醍醐味であるのだ。

 人の食べ物で暮らすなら、彼の性根は腐れきる。

 その境遇に耐えて、良識と教養を備えた人になり、物乞いのような生きざまは避けるのである。


シラ40:30 破廉恥な者は、物乞いの気楽さを口にするが、 やがて、その腹の中で滅びの火が燃えるのだ。

(このまま)

※破廉恥な者は、物乞いの気楽さを口にするが、

 要するに、努力もせず物乞いの気楽さを口にする者は、

 やがて、その腹の中で滅びの火が燃えるのだ。

 その意味さえわからずに命を落とすのである。


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