シラ書第21章、解読文章。
(シラ書21)
シラ21:1 子よ、お前は罪を犯した。二度と繰り返すな。 過去の罪については、赦しをこいねがえ。
(このまま)
※イスラエルの意味を示す人物が何も知らぬときに罪を犯した言葉。
そのむさぼりの罪を二度と繰り返すなという暗示。
過去の罪については、赦しをこいねがえ。
シラ21:2 蛇を避けるように、罪を避けよ。 近寄れば、かみつかれてしまう。 その歯は、獅子の歯のようなもの、 人の命を奪い取る。
(このまま)
※蛇を避けるように、罪を避けよ。
快楽に背を向けることが大切である。
近寄れば、当然かみつかれてしまう。
その歯は、獅子の歯のようなもの、 人の命を奪い取るようなものである。
シラ21:3 あらゆる不法は、両刃の剣のようなもの、 その傷は、いやすすべがない。
(このまま)
※この世のある不法は、両刃の剣のようなもので、
その傷を受けた場合は、いやすすべがないようなものである。
人はその罪を繰り返して、己の命を損なう。
シラ21:4 威嚇と横柄は、富を損ない 高慢な者の家は覆される。
(このまま)
※威嚇と横柄は、富を損なうもので、高慢な者の家は覆される。
要するに、人を威嚇するような横柄な態度も、その意味は積み上げた富を損なうことになり、高慢な家は滅びを見る。
シラ21:5 貧しい人の口から出る願いは、主の耳に達し、 主の裁定は、速やかに下される。
(このまま)
※貧しい人の口から出る願いは、主の耳に達して、主の裁定は速やかに下される。
その意味を持つ人物も貧困の中にいて、その苦労の意味がわかるからである。
シラ21:6 訓戒を嫌う者は、罪人の道をたどる。 主を畏れる人は、心の底から、主に立ち帰る。
(このまま)
※訓戒=教えさとして、いましめること。
大切ないましめの言葉を嫌う者は、罪人の道をたどる。
その意味を悟ろうとせず、戒めを受け入れない状況であると、命の危険があることさえ解らなくなる。
主を畏れる人は、心の底から、主に立ち帰る。
主に立ち返ることこそ、その身の安全を意識するのである。
シラ21:7 雄弁家の名声は、遠くまで知れ渡るが、 賢い人はその失言をすぐに見抜く。
(このまま)
※雄弁家の名声は、遠くまで知れ渡るようではあるが、賢い人はその失言をすぐに見抜く。
シラ21:8 借金して家を建てる者は、 石を集めて自分の墓を建てるようなものだ。
(このまま)
※先の不安定な時代、借金してまで家を建てる者は、石を集めて自分の墓を建てるようなものである。
それだけ危険な賭けであると、人々は考えない。
シラ21:9 無法者の集まりは、麻屑の束。 彼らは、燃え盛る火となって絶え果てる。
(このまま)
※無法者=法や社会秩序を無視する者。
要するにならず者の集まりは、麻屑の束のようなもの。
彼らは、燃え盛る火に燃やされ、この世から絶え果てる。
シ ラ21:10 罪人の歩む道は、平坦な石畳であるが、 その行き着く先は、陰府の淵である。
(このまま)
※罪人の歩む道は、平坦な石畳であるが、
その行き着く先は、陰府(死後)の淵である。
シラ21:11 律法を守る人は、自分の思いに振り回されない。 主を畏れることは、知恵に至る。
※律法を守る人は、自分の思いに振り回されない。
必ず、その律法を守ることが命をつなぐ術と知り得るからである。
主を畏れることは、知恵の言葉を知るに至る。
シラ21:12 賢さに欠ける者には、教育の施しようがない。 しかし、苦さを含む賢さもある。
(このまま)
※賢さに欠ける者はには、教育の施しようがない。
その意味を教えても理解できる頭がないのである。
しかし、苦さを含む賢さもある。
その意味は苦汁の日々を過ごしながら得た賢さであるからだ。
シラ21:13 知恵ある人の知識は、洪水のようにあふれ、 その勧告は、命の泉のようである。
(このまま)
※知恵ある人の知識は、洪水のようにあふれるような言葉であり、
その勧告は、命の泉のようである。
その勧告こそ、恐れでもあるので、考える者は命を得る。
シ ラ21:14 愚か者の腹は、壊れた壺のようなもの、 どんな知識もこぼれ出てしまう。
(このまま)
※愚か者の考えというものは、壊れた壺のようなもので、
どんな知識の言葉も、その認識から漏れてしまう。
理解することができない現状なのである。
シラ21:15 身を持するに堅い人は、知恵ある言葉を聞くと、 これを称賛し、更に言葉を添える。 放蕩に身を持ち崩す者はこれを聞くと嫌になり、 背後に投げ捨てて顧みない。
(このまま)
※身を持するに堅い人は、知恵ある言葉を聞くと、 これを称賛し、更に言葉を加えて添える。
放蕩(酒を飲むことに没頭している)に身を持ち崩す者はこれを聞くと嫌になり、 背後に投げ捨てて顧みない。
その言葉を聞いても、嫌になるだけで、知識の言葉のすべてを投げてしまう。
シラ21:16 愚か者の解説を聞くことは、 重い荷物を背負った旅のようなもの、 聡明な人の唇から出る言葉は、人の心を喜ばせる。
(このまま)
※愚か者の解説を聞くことは、 重い荷物を背負った旅のようなもの、
重荷を担ぎながら、行く当てのない迷路に踏み込むだけである。
聡明な人の唇から出る言葉は、人の心を喜ばせる意味がある。
シラ21:17 集会では、分別ある人の意見が求められ、 人々は、彼の言葉を心の中でかみしめる。
(このまま)
※その最後の時の集会では、分別ある人の意見が求められ、
人々は、彼の言葉を心の中でかみしめる。
その教訓の言葉が、その出来事の後に考えさせる言葉であるからである。
シラ21:18 愚か者にとって、知恵は、 崩れた家のように役立たず、 聡明でない者の知識は、 筋道の通らない話のようにずさんである。
(このまま)
※愚か者にとって、知恵は、 崩れた家のように役立つことはなく、聡明でない者の知識は、 筋道の通らない話のようにずさんである。
意味が通らないのである。
シラ21:19 頭の鈍い者にとって、教訓は足枷、 右手にかけられた手錠のようなものである。
(このまま)
※頭の鈍い者にとっては、教訓は足枷のように苦しいものであり、
右手にかけられた手錠のようなものである。
その教訓を受け入れることが苦痛に感じて、我慢できないのである。
シ ラ21:20 愚か者は、大声で笑い、 賢い人は、笑っても、もの静かにほほ笑む。
(このまま)
※愚か者は、大声で笑い、 賢い人は、笑っても、もの静かにほほ笑むだけである賢き者は、笑う時にささやかな声を出す程度である。
シ ラ21:21 分別ある人にとって、教訓は金の飾り、 右腕にはめる腕輪のようなものである。
(このまま)
※分別のある者にとって、教訓はまさに金の飾りのように貴重であり、
右腕にはめる腕輪のようなものである。
シラ21:22 愚か者は、すぐに家の中に入り込むが、 経験に富む人は、門前で遠慮深くたたずむ。
(このまま)
※愚かなる者は、家の前で待つことはなく、すぐに家の中に入り込むが、
経験に富む人は、門前で遠慮深くたたずむ。
シラ21:23 分別のない者は、戸口から家の中をのぞき込むが、 教養ある人は、外で立って待つ。
(このまま)
※分別のない者は、戸口から家の中をのぞき込むが、 教養ある人は、外で立ってじっと待つ。
シラ21:24 戸口で聞き耳を立てるのは、 教養のない人間のすること、 分別ある人は、それを耐え難い恥と考える。
(このまま)
※戸口で聞き耳を立てるのは、 教養のない人間のすること、
分別ある人は、それを耐え難い恥と考える。
シラ21:25 他人の唇は、これらのことを語る。 しかし、分別ある人は、言葉を吟味する。
(このまま)
※他人の唇は、これらのことを語る。
しかし、分別ある人は、言葉を吟味して何を話すか考える。
シラ21:26 愚か者の心は口にあり、 知恵ある人の口は心にある。
(このまま)
※愚かなる者の心は口にその真意を見せる。
要するに口で罪なる言葉を吐いたとしても気がつかない。
知恵ある人の口は心にある。
要するに相手の立場をよく考えてから話すのである。
シラ21:27 不信仰な者がサタンを呪うのは、 自分自身を呪っているのだ。
(このまま)
※この意味は、その意味を知らない時は、サタンと考えて呪っていたが、
その聖霊の意味が主の聖霊と解ると、自分自身を呪っている意味であると気がつく。
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重要なこの言葉の意味である。
シ ラ15:11 「わたしが罪を犯したのは主のせいだ」と言うな。 主が、御自分の嫌うことをなさるはずがない。
シラ21:28 告げ口をする者は、自分自身を汚し、 近所の人たちから憎まれる。
(このまま)
※その意味を悟らず、聞いた言葉に対して告げ口をする者は、自分自身を汚し、
近所の人たちから憎まれる。
その口が災いをもち込むとは考えていないからである。