シラ書第13章、解読文章。
(シラ書13)
シ ラ13:1 やにに触れば、手が汚れる。 高慢な人と交われば、 高慢な人間になる。
(このまま)
※やに、汚れる元である意味。それと同じように、高慢な者と交われば、高慢な人間になってしまう。
高慢=うぬぼれが強く、高ぶっていること。
神が一番嫌われる人物像である。
シラ13:2 手に余る重い物を持ち上げるな。 お前よりも力や金のある者と交わるな。 土鍋が鉄鍋とどうして仲間になれようか。 土鍋は鉄鍋にぶつかると砕けてしまう。
(このまま)
※手に余る重い物を持ち上げるな。
この意味は、その重いふたを取り除くのはいいが、知るべき意味だけ知ることが大切であるという言葉。
お前よりも力や金のある者と交わるな。 土鍋が鉄鍋とどうして仲間になれようか。
わたしは貧困に身を投じているので、わたしより金を持つ人間と交わるのは辱めを受ける要素でもある。それらとは仲間にはなるなという。
こちらが痛手を受けてしまうからである。
シラ13:3 金持ちは不正を働きながら、しかも、脅迫する。 貧乏な人は不正を受けながら、 しかも、わびなければならない。
(このまま)
※金持ちは不正を働きながら、しかも、脅迫する。
要するに金持ちは、正しいことをしていない。
貧乏な人は不正を受けながら、 しかも、わびなければならない。
貧乏人は不正を受けるばかりで、その間違いがないのに、わびを入れなくてはならないこともある。
シラ13:4 金持ちは、お前が役に立つかぎり、利用するが、 お前が困っているときは、見捨ててしまう。
(このまま)
※裕福な者は、わたしが役に立つ時は利用するが、わたしが困っている時は、見捨ててしまう。実際に、知り合いも行動もそうであった。
シラ13:5 お前に財産があると、親しげに寄って来て、 お前の財産を使い果たしても、平然としている。
(このまま)
※お前に財産があると、親しげに寄って来て、お前の財産を使い果たしても、平然としている。
それで当たり前だと思っているのである。
シラ13:6 お前を必要とするときには、お前をだまし、 ほほ笑みかけて、希望を持たせ、 うまい言葉を並べ立てて、 「お役に立つことはありませんか」と言う。
(このまま)
※わたしのことを必要とするときは、わたしをだまし、 ほほ笑みかけて、希望を持たせて、うまい話を並べる。
そして、「お役に立つことはありませんか」と言う。
シ ラ13:7 そして、ごちそうを振る舞って、お前を恐縮させ、 今度は二度も三度も搾り取り、 最後には、お前をあざ笑う。 その後は、会っても知らぬ振りをし、 お前を無視して、顔を背ける。
(このまま)
※そして、ごちそうを振る舞って、お前を恐縮させ、 今度は二度も三度も搾り取り、 最後には、わたしをあざ笑うのだ。
その後は、会っても知らぬ振りをし、 お前を無視して、顔を背ける。
わたしのことを相手にもしなくなる。
シラ13:8 用心せよ。だまされることのないように。 自分の愚かさで落ちぶれることのないように。
(このまま)
※そういう輩は、必ず罰が加えられる。
その意味を知らないからである。
用心せよ。だまされることのないように。 自分の愚かさで落ちぶれることのないように。
貧困であれども、その相手の行動は目に見えている。
シラ13:9 権力者に招待されたら、一応遠慮せよ。 そうすれば、ますます招いてくれるだろう。
(このまま)
※今後、権力者に招待されたら、一応遠慮すべきという教えである。
そうすれば、ますます招いてくれるだろう。
腹には何かの考えがあるからである。
シラ13:10 深入りするな。深入りするとはねつけられる。 だが、遠ざかっていてもいけない。 忘れられてしまうから。
(このまま)
※深入りするな。深入りするとはねつけられる。
用心にはこしたことがない。
だが、遠ざかっていてもいけない。 忘れられてしまうから。
ほどほどに距離を保って行動すべきという言葉である。
シラ13:11 彼と対等に話ができるなどと、思い上がるな。 彼が多くの言葉をかけてくれたからといって、 いい気になるな。 はずむ話は、お前を試すためであり、 ほほ笑みながらもお前を探っているのだ。
(このまま)
※彼と対等に話ができるなどと、思い上がるな。
彼が多くの言葉をかけてくれたからといって、 いい気になるな。
その言葉には、裏があるとつねに見抜くべし。
はずむ話は、お前を試すためであり、 ほほ笑みながらもお前を探っているのだ。
わたしを見破ろうと考えているのが手に取るようにわかるだろう。
シラ13:12 彼は打ち明け話を心にとどめず、 情けを知らず、 虐待したり投獄したりすることを意に介さない。
(このまま)
※その人物は、わたしの意味の打ち明け話などには気を留めず、情けを知らないので、虐待したり投獄したりすることを意に介さない。
要するに、用心していないと足をすくわれる。
シラ13:13 お前は、自分の秘密を守り、よくよく用心せよ。 極めて危ない橋を渡っているのだから。
(このまま)
※わたしは、その自分の秘密を守り、よくよく用心しないといけない。
極めて危ない橋を渡っているのだから。
文章で知らせる意味はこの重要性を守るためである。
シラ13:14 〔これらのことを聞いたら、眠りから目を覚ませ。 生涯、主を愛せよ。 主に呼びかけて、救いを求めよ。〕
(このまま)
※そのすべての言葉を知り得たら、眠りから目を覚ませ〈その意味を確信して、重要な意味に目覚めること〉。
生涯、主を愛せよ。 主に呼びかけて、救いを求めよ。
わたしの愛するべきは、わが神、わが父である。
その意味をかみしめ、事に当たる。
シラ13:15 生き物はすべて、その同類を愛し、 人間もすべて、自分に近い者を愛する。
(このまま)
※同じような人物像を愛するのだ。
義を心に留め、正しき道を歩み、人を導く者らにはそれを示すべきと心得る。
シラ13:16 すべての生物は類をもって群れ集まり、 人間も、自分に似た者と固く結び付く。
(このまま)
※その生き残る選民こそが、その意味を知り得て、その義と公正を愛する人々たちである。
シラ13:17 狼と小羊とがどうして共存できようか。 罪人と信仰深い人もこれと同じである。
(このまま)
※真に神の意味を信仰する者らが集うのである。
シラ13:18 ハイエナと犬は、どうして仲良くできようか。 金持ちと貧しい者が、どうして和を保ちえよう。
(このまま)
※生き残りの中には、貧しき者らが多い、どのような状況でも、義を愛し、それをつくってきた者らである。
シラ13:19 荒れ野のろばが、獅子の餌食となり、 貧乏な人は、金持ちに食い荒らされる牧草となる。
(このまま)
シ ラ13:20 高慢な人にとって、謙遜が忌まわしいように、 金持ちにとって、貧乏な者は忌まわしい。
(このまま)
シ ラ13:21 金持ちがよろめくと、友人が支えてくれる。 身分の卑しい人が倒れると、 友人でさえ突き放す。
(このまま)
※人の無常とはそういうものである。
しかし、そのつき放した者らは罰を受ける。
シラ13:22 金持ちがしくじると、多くの人が助けてくれ、 言語道断なことを口にしても、かばってくれる。 身分の卑しい者がしくじると、人々は非難し、 道理に合ったことを話しても、相手にしない。
(このまま)
※貧困な者が、その意味を悟り、真剣に語ったとしても、つまずけば、たちまち人々は非難して道理に合ったことを伝えていても相手にしない。
シラ13:23 金持ちが話すと、皆静かになり、 その話したことを雲の上まで持ち上げる。 貧乏な人が話すと、「こいつは何者だ」と言い、 彼がつまずけば、これ幸いと引き倒す。
(このまま)
※今までの予言者もそうされてきた。
その意味を見ていたのが神だった。
シラ13:24 富は、罪に汚れていなければ、善である。 貧乏が悪であるとは、 不信仰な人の言うことである。
(このまま)
※されど、富は、罪に汚れていなければ、善である。
貧乏が悪であるとは、 不信仰な人の言うことである。
この意味は、その貧困な人物の意味が隠された重要な意味を持つからである。
シ ラ13:25 心の状態で、人の顔つきは変わる。 うれしい顔にもなれば、悲しい顔にもなる。
シ ラ13:26 晴れやかな顔は、良い心の表れである。 それにしても、格言作りは、骨が折れる。
(このまま)
※そのすべてを知り得て、晴れやかな顔は、良い心の表れである。
動かされることはない。
それにしても、格言作りは、骨が折れる。
こつこつと、やりぬく小さな仕事の連続、魂の言葉はどこからくるのだろう。