シラ書第9章、解読文章。
(シラ書9)
シ ラ9:1 愛する妻に、やきもちをやくな。 お前を傷つける悪知恵を、彼女に教えるだけだ。
(このまま)
※その人物が婚姻をして妻を娶った後の注意書きである。
イザヤ書第62章にこうある。
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62:4あなたはもはや「捨てられた者」と言われず、
あなたの地はもはや「荒れた者」と言われず、
あなたは「わが喜びは彼女にある」ととなえられ、
あなたの地は「配偶ある者」ととなえられる。
主はあなたを喜ばれ、
あなたの地は配偶を得るからである。
62:5若い者が処女をめとるように
あなたの子らはあなたをめとり、
花婿が花嫁を喜ぶように
あなたの神はあなたを喜ばれる。
※その宿命の時が訪れるまで、独身という意味である。
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シラ9:2 女にうつつを抜かして、 彼女の言いなりになるな。
シ ラ9:3 ふしだらな女に近づくな。 彼女の罠に、はまり込まないともかぎらない。
(このまま)
※その節度を知らぬ女性の問題で、身の危険を知らせた内容が箴言にある。
その罠にかからぬように、神が示した言葉の内容である。
シラ9:4 女の歌い手となじみになるな。 彼女の手中に陥らないともかぎらない。
シ ラ9:5 おとめをじっと見つめるな。 慰謝料を払わされるはめに陥るかもしれない。
シラ9:6 娼婦にうつつを抜かすな。 さもないと、財産をつぶしてしまう。
シラ9:7 街角に立って辺りを見回すな。 また、町の裏通りを歩き回るな。
シ ラ9:8 見目麗しい女から目をそらせ。 人妻の美しさに見とれるな。 多くの者が女の美しさに惑わされ、 愛欲を火のように燃え上がらせる。
シ ラ9:9 結婚した女とは同席するな。 また、彼女と酒を酌み交わして、楽しむな。 心が彼女に奪われ、 愛欲にたぎる血で身を滅ぼさないともかぎらない。
(このまま)
※その持つ性格が、女性に心を奪われやすく、その間違いを犯さぬようにこれらの言葉の意味が記されている。
シ ラ9:10 古くからの友人をなおざりにするな。 彼は、新しい友人に、はるかにまさる。 新しい友は、新しいぶどう酒。 古くなるほど、味わい深く飲めるのだ。
(このまま)
※古くからの友人は、わたしのその性格を知るので、味わい深いお酒が飲めるということである。
その古くからの友は、心の内を知る者。
その友を大事にして心を通わすのが本当のことである。
シラ9:11 罪人の成功をねたむな。 彼にどんな破滅が待っているか、 お前は知らないのだ。
(このまま)
※その意味する人物は、記された通り、不遇の中に暮らしている。
罪人たちは不正を行い、その汚れたお金を得ている。
それをねたんだところで、彼らは時が来れば、滅びの憂き目を見るのだ。
シラ9:12 不信仰な人の成功をうらやむな。 彼らは必ず罰せられて陰府に行くものと心得よ。
(このまま)
※不信仰な者らは、その罪を犯しても成功している者もいる。
彼らは必ず罰せられて、滅びの時には恐怖を味わうのである。
シラ9:13 命を奪う力を持つ権力者から遠ざかれ。 そうすれば、死の恐怖におののくことはない。 たとえ彼に近づいたとしても、過ちを犯すな。 さもないと、命を奪われてしまう。 お前は、仕掛けられた罠の間を通り、 町の城壁の上を歩き回っているものと知れ。
(このまま)
※命を奪おうとする権力者からは遠ざかって、身の安泰を図る方が利口である。
表にのこのこと出るようでは、二度目の十字架になるとも限らないのだ。
その仕掛けられた罠をかいくぐり、その危険があると心得ている意味。
シラ9:14 できるかぎり隣人を見極め、 知恵ある人と相談せよ。
(このまま)
※人々を見極め、相談できる相手〈知者〉と相談すべき意味がある。
シラ9:15 聡明な人と語り合い、 専ら、いと高き方の律法を話題とせよ。
(このまま)
※聡明とは、《「聡」は耳がよく聞こえること、「明」は目がよく見えること》物事の理解が早く賢いこと。
要するにその意味を理解して、神の律法の話題を主題として語ること。
シ ラ9:16 正しい人たちと食事を共にし、 主を畏れることを、お前の誇りとせよ。
(このまま)
※正しい者と食事をするようにして、主を畏れ、その意味を誇りとしなければならない。
シラ9:17 職人は、その作品によって称賛され、 知恵ある為政者は、 その言葉によって称賛される。
(このまま)
※その記された意味の言葉が作品であり、
知恵の言葉を学ぶ、政治を行う者はその言葉により称賛される。
シラ9:18 口数の多い者は、町中で忌み嫌われ、 口の軽い者は、その言葉によって憎まれる。
(このまま)
※不用意に、その事実を告げることが多い場合、その意味は町中では忌み嫌われ、その内密にすべき事実を告げる〈口伝〉することは、その反動が恐ろしい結果なので憎まれかねないという意味。