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エキゾチックマニューバ

作者: ピンポンダッシュ

あぁなんたっておれは、こんなにも運がないんだぁ!男Bは薄暗い自宅で頭をかかえ叫んでいた。


青年Bがやっとの思いで就職できた大手企業のS社が就職してから3か月で倒産してしまったのだ。


彼の運がなくなったのは5年くらい前からである。初めての大学の入学試験。彼は何もしていないのに


試験官にカンニングと疑われ、大学を失格。その後通い始めた、予備校では年下の男に恐喝され、


ぱしりをするはめになり、帰路では地元の不良に襲われ、4年間、アルバイトで稼いだ金は、銀行に貯金


しているはずだったがネット犯罪にいつの間にか巻きこまれ消失。


最近では電車に乗れば必ず痴漢に間違られるし、他にもetc..etc......


彼は今まで体験した不運なことを思いだしながら机のうえに頭をつけ、寝てしまった。


日が沈み、あたりがすっかり暗くなった頃、男Bの自宅の中はとてつもない光でみたされた。


青年Bは目を覚まし、光の本体と思われるものに目をやると、そこには、見たことないような


神々しい煙とともに一人の翼の生えた美女が男Bを見つめていた。Bは驚き


【だ、誰なんだお前は、、、】


【私は天界から来た天使です。今回はB様にご迷惑をおかけしてしまい誠に申し訳ございませんでした。】


男Bは目の前の光景が理解できない。天使は下げた頭を上げ、続ける。


【私はB様の幸運と不幸のバンランスを管理させてもらっているんですが、私の力不足が原因でB様に


不幸な思いばかりさせてしまいました。B様の願いをなんでも叶えますので、どうか私を許してください】


その後、青年Bは、天使に茶を入れゆっくり話すことにした。


【何でも願いを叶えてくれる・・・・では、僕のお嫁さんになってもらおうかなぁ?】


【すいません。天使が人間と結婚するには、この翼をもがなくてはなりません。しかしそれをすると


我々の体は溶けてしまうのでB様の願いを叶えることができなくなってしまいます。どうかそれだけは】


男Bは何でもと言ったくせに。と思ったが天使がかわいかったので許すことにした。それを思った時


男Bの頭の中である考えが突然閃いた。


【では天使さん、僕に触れたところを通りぬける能力をさずけてくださいませんか?】


男Bはこの能力を使えれば、となりに住むA子にあんなことやこんなこと、銀行強盗やその他いろいろ


Bもなぜこんなことを思いついたのか、不思議だった。


【わかりました。しかし、その能力を使う時にはこの呪文を唱えてください。では。】


天使は突然Bの目の前から消えた。Bの頭の中でその呪文が出現した。Bは機械のように走り出し家を出た。


男BはすごいスピードでA子の家に到着する。その瞬間Bはその呪文を天に向かい叫んだ。


【エキゾチックマニユゥゥゥゥゥゥゥバァァァァァァッァァッァァァァァッッッ!!!!!!!!!!】


男Bは地面を通り抜け下に落ちて行ってしまった。能力を解く呪文は教えられていない。


その上空であの天使が悪魔のような笑みを浮かべ、それを見ていた。


【ウフフフフ・・・・いつみてもおもしろいわ。あなたが不幸なところを5年も見て飽きちゃったの


どんな思いで落ちていったのかしら・・・・・・・・・】


どこに行っても必ず悪がいる。医者でも警察官でも。それは天使も例外ではない。



小説を書くのは大変ですね。

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