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王女の密会2

「でも、私はこのままではいけないと思っているわ」


 茫然とするミュレイに私はそう言った。正直、このような事がまかり通っている現状がとても危うい。そもそも軍務卿の権力が強すぎます。というのも軍務卿は現国王、私のお父様の妻の父なのです。そしてその妻から生まれたのが私と弟です。その為軍務卿の権力はとても高いうえに一部の行政は完全に掌握されています。

 とは言えそれは別に問題ではありません。軍務卿は確かに危険ですがそれ以上に危険な存在が身内にいるからです。

 先ずは第一王子にして王太子であるウィスター・オウマ・サジタリア。彼は……、そうですね。『無能と言う言葉が人の形をしている』と言っていいでしょう。私より20も年上の36歳ですが肥満体型で体重は確実に三桁を超えているでしょう。気に入らない事があれば癇癪を起して周囲に辺り、時には剣を振り回す。侍女にはいやらしい目を向けて人気がいないところで出会えば部屋に連れ込み暴力込みの強姦を働く。王太子の権力を使って強姦した侍女を解雇、しかる後に殺しています。

 正直に言って彼が王太子であるという事実がとても絶望的です。軍務卿でさえ彼とは関りを持とうとはしませんしぶt……、お兄様も軍務卿を嫌っています。その関連で私と弟の事を嫌っています。……まぁ、自分より若い母を認め辛いという気持ちなら理解できます。だからと言って欲情するのは気持ち悪いですが。

 続いてバーバラ・グラン・サジタリア。彼女に関しては簡単です。彼女はリブラ帝国の皇族と結婚しています。結婚相手はサジタリア王国の婿に入ってきている時点で自身の夫に国王になって欲しいのでしょう。私にはわからないのですが野望や欲望を隠そうともせずに動いている所は母親そっくりの様です。アッシリテ様はリブラ帝国の先代皇帝の娘で現皇帝の姉にあたりますが……、それはまぁ酷かったそうです。実家(リブラ帝国)の為に様々な政策を通そうとしたらしいです。全部リブラ帝国に有利というか通れば属国と勘違いされそうな内容ばかりでした。

 彼女が18年前に亡くなった時は誰もが歓喜したそうですよ。その置き土産の子供たちがろくでもなかったですが。

 せめて優秀なら良いのですが両方とも無能なので手に負えません。


挿絵(By みてみん)

サジタリア王国の王族家系図

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