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絶望

「……え?」


 クレイナスは頭部を縦に寸断された状態で小さく何かを呟いたが直ぐにその瞳から生気が消え失せた。それと同時にリーンの首を掴んでいた腕が緩みそのまま離した。


「大丈夫か?」

「え、えっと……」


 助かったリーンは何が起きたのか分かっていないようでひたすら俺とクレイナスを見比べていた。流石に俺に切られると思ったのかもしれないな。助かったと分かったリーンはその場にへたり込んでしまった。


「た、助かったの……?」

「すまない。そのままだったらきっと誰も助からなかっただろうから……」


 人質を取られた場合、こちらは何も出来なくなる。そうなる前に奇襲を仕掛けて相手を倒すしかなかった。かなり危険だったがあれが最良の選択だったと俺は思っている。


「カズトさん!なんてことを……!」

「マグカルドさん。あのままでは確実に全滅していました。クレイナスを放置できないのはわかっていたでしょう?」

「それはそうですが……」


 マグカルドは納得のいっていない様子だったが同時にそれ以上責める事はしなかった。彼女とて理解しているのだろう。


「それよりも子供たちの治療を……っ!」


 俺は伸ばした手を引っ込めて後ろに下がる。俺が手を伸ばした子供は先ほどまで見ていたゾンビの様になっていた。子供たちはうめき声をあげながら立ち上がる。それを見てマグカルドは固まりリーンは悲鳴を上げた。

 動けない二人に向かってゾンビとなった子供たちが襲い掛かる。俺はそれを見て子供たちの首を切り落とす。一瞬で全滅させると血を払って刀をしまう。


「そ、そんな……」

「何てこと……」


 マグカルドとリーンはその場に崩れ落ちて涙を流す。俺はそれを黙って見守る事しか出来なかった。


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