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魔王軍幹部との死闘・一

 魔王軍第六将。ベアード砦で戦ったゴルガより階級が上の魔王軍の幹部が正体だったという事に俺は少なからず驚いた。魔物の可能性は考えていたが予想以上の大物で同時に俺はある意味で納得してしまった。ここまで大量のゾンビを操っているのだ。魔王軍の幹部なら当たり前かもしれないな。


「……はは、俺も運が悪いのか良いのか分からないな」

「あら?普通の人なら魔王軍の幹部と聞いただけで震え上がるものでは?まぁ、貴方が普通の人かと問われれば確実に否と答える位には規格外ですけどね。貴方、実は勇者だったりしませんか?」

「そんな訳、ないだろう。俺は世界を旅するしがない一般人だよ」

「一般人ならゾンビの奇襲に呆気なくやられていますし先ほどの蹴りで死んでいますわよ?」

「それもそうか」


 人体強化人間の俺だから分かる。普通の人なら確実にあの蹴りで死んでいる。酷ければ体が真っ二つになっていたかもしれない。今も鈍痛が響いており意識を失いそうだ。


「さて、貴方には死んでもらいますわ。私の計画を実行するにはあなたが邪魔なので」

「何だ?このゾンビを王都にでもぶつけるのか?」

「あら、流石に分かりますか。ええ、そうですわ。王都は反乱がおきたばかりですし王国最強の存在である勇者はリブラ帝国に向かっていて不在。王国を落とすには最高の機会ですので」

「……確かに、今の王都は結構荒れているからな」


 もし、反乱が今も続いていたのなら確実に王都は陥落していただろう。反乱軍のリーダーはそれなりの実力者だったがそいつよりも目の前の女の方がはるかに格上だ。勇者がいない以上こいつに勝てる奴は今の王都にいないだろうしな。


「それが分かった以上お前を通すわけにはいかないな」

「ふふ、こちらもあなたを見逃すつもりはありませんわ」


 俺は痛みに耐えつつ刀を構える。クレイナスも笑みを浮かべているが雰囲気は先ほどとは違い油断など無かった。確実に俺を殺しに来るという事が嫌でも伝わってきて自然と俺の表情も険しいものになった。

 そして、


「「っ!」」


 お互い同じタイミングで駆けだすと俺の刀とクレイナスの手刀がぶつかり合った。


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