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散策・起

 孤児院に案内された俺たちは早速泊まる部屋を見せてもらった。


「どうぞ、ここに泊まってください」

「ああ、ありがとうな」

「いいえ!このくらい当然です!」


 リーンの背伸びしたような態度に俺は自然と頬を緩ませた。そして無意識にリーンの頭を撫でていた。

 12歳とナタリーより年下のリーンは物心ついた時からこの孤児院にいるらしい。なんでも親は赤子の時に亡くなったらしく親戚もおらず放置される運命にあったリーンをマグカルドが救い孤児院に連れてきたらしい。この孤児院はそう言った子供たちが集まっておりそれぞれ自分に出来ることをしてお金を稼いだり手伝いをしたりしているらしい。

 俺は荷物を部屋に置くと部屋に置いてあった椅子に座る。ナタリーは簡素なベッドに顔面からダイブしてうつ伏せのままくつろいでいる。宿泊を決めたが今はまだ日が昇りきったくらいの時間帯だ。当然手持ち無沙汰となってしまった。個人的にはあの老婆にあの強さを聞いてみたいが先ほどから忙しそうにしていたので夜まで待つことにしていた。とは言えこのまま座っているというのも落ち着かない。仕方ないので孤児院を軽く見ることにした。

 ナタリーは興味ないのか


「……お休み」


とだけ言ってスースーと寝息を立て始めた。孤児院に近づくたびに疲労している様だったので山登りをした為と思った俺はそのまま寝かせておくことにした。

 孤児院は平屋であるため二階はない。部屋は子供たちと院長と副院長が寝ている部屋をのぞいて来客用の部屋が4つある。その内の一つに俺は泊っているわけだ。そしてその全ての部屋は中央の大広間から入らないといけない。大広間は食事などを摂るために使うらしい。そしてこの孤児院を囲むように柵が作られ魔物や野生の動物から身を守っている。そして柵の内側に作物などが育てられている、らしい。

 孤児院を見ようと思ったが勝手にほかの部屋に入るわけにはいかない。結局見れる所は大広間だけになるだろう。大広間には誰もおらず外からは子供たちの声が聞こえてくる。今は昼過ぎなので作物を見ているのだろう。俺は外の様子を見るために大広間を出て外に出るのだった。


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