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王都動乱・肆

 城の前までつく間に数十人近くを倒した。敵の狙いは城の様で近づけば近づくほど増えていったのだ。しかし、俺が相対した奴はどれも下っ端の様で好き勝手に略奪をしている者がほとんどだった。

 そして、俺が城の前まで来ると城門が破壊され城の入り口を死守する衛兵とそれを突破しようとする反乱軍の姿が見えた。城門はまるで鉄球でもぶつかったように中央が凹んでいた。その様な物は見当たらないため敵には優秀な魔法を使える者が居る事が察することが出来た。


「ナタリー、これを破壊できるか?」

「……何とか。やったのは風、か水?」


 ナタリー曰く質量を持てる水魔法で氷を生成し城門を吹き飛ばしたか風の弾丸で吹き飛ばしたからしい。それか身体強化をかけた者によるタックルか、らしい。よくは分からないが気を抜けないことは事実だ。


「ん?おい!お前止まれ!」

「よし、ナタリーは支援してくれ。俺が突っ込む」

「ん」


 城門前の見張りが警告してくるが俺は止まらずに見張りを一刀する。更に後方からナタリーが黒い球体を飛ばして援護してくれる。頼もしい彼女の支援に感謝しながら俺は城壁の中に突入した。

 城壁と城の間にはそれなりの空間があり反乱軍と思われる者達凡そ百名以上が城に群がるように攻撃を行っていた。その中心部には魔法を放って門の前で防衛する衛兵に攻撃する人物の姿もあった。そいつは突入してきた俺に気づいたようで後ろを振り向くと叫んだ。


「敵だ!囲んで殺せ!」


 その言葉に彼より後ろにいた者達が振り向き俺の姿を確認すると一斉に襲いかかってきた。20人は超えているそいつらに俺は刀を構えると走り出す。最初に一番近い者を切り殺し槍や剣を躱し一人ずつ殺していく。更にナタリーが地面から黒い棘をはやして一気に貫いていくため俺は後方などを気にしないで前方に集中することが出来た。


「……流石にこいつらでは相手にならないか」


 俺が倒しているのを確認した男、おそらく反乱の首謀者若しくは幹部と思われる人物は呟いた。年齢は20代前半あたりか?清潔感溢れる服に体、一目見れば貴族や大商人と言われても信じてしまう風貌だが彼の眼にはそう言った者には起きないであろう絶望、怒りと言った負の感情が見え隠れしている。


「……そこのお前、話がしたい」


 敵の動きを警戒しつつ相手と早退しているとその男が声をかけてきた。時間稼ぎなのか、それとも言葉通り話がしたいのか……。どちらなのかは分からないが話してみる価値はあると思っている。

 俺は警戒しつつその男に答える。


「いいだろう。ただ、そちらが攻撃してきたらこっちも反撃させてもらうぞ」

「むろん、構わないさ」


 そう言うと男は一拍の間を置き口を開いた。


「お前は……、転生者か?」


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