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転生・前半

※話を再構成しました。これに伴いこの話は前後に分かれます

「……ん?」


意識の覚醒と共に俺の目いっぱいに光が差し込んでくる。唐突の光に目を細め光と目の間に手を差し込み影を作る。そうしてようやく周囲の様子が確認できるようになった。意識を失う直前までいた山の中、ではなく温かい風が吹く平原のど真ん中に俺はいた。俺を探していた自衛隊の姿もなく周囲には人影は全くなかった。俺は上半身だけを起こし辺りを見回す。やはり先ほどの場所ではない。

次に俺は体に異常がないかを調べる。自害する前に負っていた無数の傷は跡形もなく体の調子も良かった。俺の周りには持っていた武器や弾薬、道具などが一通りそろっている。何か欠けている物は見た限りではないようだ。俺はそこまで確認したところで完全に立ち上がる。ここが何処かは知らないが何時までもここにいる訳にはいかないだろう。先ずはここが何処なのかを知る必要がある。

そう思った俺は早速歩き出した。







歩き始めてから30分程。ここが何処なのかは分からないが道のようなものを見つけることが出来それを通って歩いていた。


「全く……、アスファルトじゃない道なんてここは田舎なのか?」


今時都市付近じゃなくてもある程度の場所にすらアスファルトの道路となっている。それがないのは山奥の田舎か田んぼのあぜ道くらいだろう。そう思いながら更に進んでいく。

……すると。


「へっへっへ……」

「金目の物を置いていきな」

「……」


俺を囲うようにぼろい服を身に着けた四人の男に囲まれる。男たちの様子を見るに武道の心得はない、が手慣れた様子から常習犯という事がうかがえた。

しっかし、こんな山賊みたいな連中今時いるのか?確実に日本にはいないだろうな。そんな事を思っていると焦れたのか男の一人がナイフをこちらに向けて突っ込んできた。


「金、よこせぇ!」

「断る!」

「あぐぅ!?」


 ナイフを突き出す男の腕を持ち勢いそのままに後方に投げ飛ばす。予想外の出来事に俺の後ろにいた山賊は対応できずに投げ飛ばした男とぶつかった。これで二人を無力化した。

 次に投げ飛ばしたことで前後が入れ替わり後方にいた男に突進する。俺が反抗してきたことに驚いた山賊だったが既に体制を立て直している。だが、あまりにも素人の動きに俺がやられる訳もなく隙だらけの横っ腹にケリをめり込ませる。唾液を吐きだしながら横に吹っ飛ぶ男をちらっと確認した俺は最後に残った男に狙いを定める。男は仲間を見捨てて逃げようとしていたが俺に背中を向けている時点で逃げる事など出来ない。俺は背中に銃弾を放ち心臓にクリーンヒットを喰らわせた。

 3人を無力化し1人を殺した俺は生きている三人から情報を引き出すべく刀を抜き放った。


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