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魔法

「次に魔法についてお教えしますね」


 世界情勢についてある程度聞いた後は魔法についての話になった。


「魔法は体内、体外に存在する魔力を用いて様々な事象を起こす物です。主に攻撃を行う時に使用されます」

「火を起こしたり風を吹いたりとか?」

「そうですね。他には魔力を体にめぐらすことで身体能力を向上させたり五感を強化したりも出来ます」


 という事はナタリー・ダークネスも使用していたという事か?明らかに人が出来る動きを超えていたからな。腕に纏っていた紫の光も魔力というなら説明が付く。


「基本的にこれを使える者は多くありません。サジタリア王国でも百人いれば良い方でしょう」

「なぁ、一つ聞きたいんだが勇者は魔法を使う事が出来るのか?」

「はい、基本的に皆使う事が出来ます。和人さんが戦ったナタリー・ダークネスも闇と光の魔法を使えますから」

「闇と光の魔法」

「はい。魔法には属性があり火、風、土、水、闇、光の六属性に分かれています。それぞれに特色がありナタリー・ダークネスの使用する闇と光の魔法はそれぞれダメージ強化や毒の付与、傷の回復や強力な攻撃を行う事が出来ます」


 中々に厄介だな。ナタリー・ダークネスの攻撃をかすっただけで激痛が走ったのはこれが原因か。毒なんかを食らっていたら最悪死んでいたかもな。


「確か勇者は四人いるんだろ?という事は勇者によって得意な魔法や使える魔法は違うのか?」

「そうなりますね。

スコルピオン帝国に仕える勇者ラレット・ハナトリアは火魔法を

我が国(サジタリア王国)に仕えるハバト・マケイラは風魔法を

ヴァーゴ王国に仕えるフルーラ・ヒソナタは水魔法を

そしてナタリー・ダークネスは闇と光の魔法をそれぞれ得意としています。因みにナタリー・ダークネスは初代勇者の一人シャイン・ダークネスの子孫で祖先と得意魔法が同じなんですよ」

「成程」


 魔法か……。一般兵が使えないと分かっただけも朗報だな。あんな物をバカスカ撃たれたんじゃ命が幾つあっても足りやしないからな。

 さてと、そろそろレオル帝国が動き出す頃合いか?向かってくるにしろ退くにしろもう少し敵に混乱を与えておきたいところだな。


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