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プロローグ

「いたぞっ!あそこだ!撃…ふぎゃ!」


銃口を向けた自衛隊員を新式ライフル銃で撃ち殺しながら鈴木和人は走っていた。


西暦2085年12月24日の夜に新宿、名古屋、広島、大阪、北九州で同時に大規模な爆発が起きた。死者行方不明者は100万人近くまで出たこのテロを人々は「クリスマス・イブの悲劇」と呼んだ。


その後犯人が分かりそのテロ組織のアジトに自衛隊が突入した。結果としてはテロ組織を壊滅させることができたものの、幹部数名を取り逃がしたのであった。


彼ら別のアジトに避難するも追い付いた自衛隊に完全包囲されてしまう。幹部達は奥の部屋に入り最終兵器を発動させたのであった。それは遺伝子操作と薬物注入等によっての強化人間である。名を鈴木和人。番号を「完成品-115」。幹部達は一緒に開発した新式銃数個を持たせてアジトを脱出させ、自分たちはアジトごと吹き飛んだ。和人は脱出に成功するも、自衛隊に見つかり追われていた。


「くそっ!あいつはどこにいった!」


自衛隊員が叫びながら辺りを見回す。草むらの陰に隠れていた和人はこれ以上逃げるのは不可能だと悟っていた。いくら彼が強くてもさすがに多勢に無勢だ。


「もうここまでか…」


彼はホルダーから「デザートイーグル改」を取り出すと自分の頭に向けた。短い人生だったなぁ、そう呟きながら引き金を引いた。

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