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レオル帝国の勇者ナタリー・ダークネス

個人的に一番傑作となり得るヘルウェルティア魔術学院物語や亡国皇子の大西進よりも評価が高いこの駄作……。作者が初めて投稿した作品で小説家になろうに慣れるために書いた作品のくせに……。腹が立ったので短いですが次話を書きました()

「……出陣?」

「はい、サジタリア王国の国境にあるベアード砦へと向かってください」


 レオル帝国の帝都に存在するレオル城には勇者ナタリー・ダークネスが住んでいる。これはレオル皇帝が勇者を傍に置いておきたいと考えたからだ。実際はその体を狙っていたがナタリーは力を振るい拒絶反応を見せていた。

 そんな彼女は寝起きの為か半眼の状態で兵士に問いかけていた。ナタリーを呼びに来ていた兵士は緊張しつつも出陣を促している。


「……やだ、眠い」


 しかし、返ってきたのは拒否の言葉であった。ナタリーはそのまま横になり眠りへとつく。それを慌てて兵士が呼び止める。


「そ、そんな!今回の出陣要請は陛下からの直々なのです!それを断ったりしたら……!」

「でも眠い」

「……宰相様からは出陣して見事敵を倒したらいくらでも寝て良いとおっしゃっておりましたが」

「そうなの?なら頑張る」


 ナタリーはいやいやながらも体を起こし軽くストレッチをする。その時、兵士の目にはナタリーの体を紫色の光が薄くまとわりついているのが確認できた。


「ん、ストレッチ終了。行ってきます」


 ナタリーがそう言うと紫の霧に包まれた。霧が晴れるころにはナタリーの姿は何処にもなかった。

 同時刻、皇帝の命を受けて帝国軍一万の軍勢がゆっくりとベアード砦に向けて出陣をしていた。レナードや和人がこの軍勢に気付くのはまだ先の事であった。


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