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レオル帝国の皇帝

大幅に修正しました。

「…何!?ベアード砦の攻略に失敗しただとぉ!?」


 レオル帝国帝都「レオル城」の謁見の間では椅子に座った偉そうな肥満の男がわめいていた。その男、レオル帝国皇帝のドリス・ハーテンス・ファーヴ・レオルは愚帝が続く皇帝の中でも最悪と言ってよく自らの希望通りにいかないとすぐに癇癪を起していた。その為家臣たちからは嫌われておりその雰囲気を感じ取ったドリスが更に癇癪を起して、と悪循環に陥っていた。

 政治を行っても具体的な政策は言わず感情で話し軍に至っては全方向に拡大政策を行っていた。その結果、長年の友好国にして同盟国だった神聖アンドロメダ帝国に敵視されその対応に追われると同時に隣接した魔王軍からは毎日の様に魔物がやってきて周囲の村々を襲っていた。

 これによりレオル帝国の国力は日に日に落ちて行ったが優秀な武官が多いレオル帝国はそれでもうまく回せているのが現状だった。

 そんな中サジタリア王国へと侵攻させた軍勢が壊滅したのである。ドリスは憤慨し報告した兵を切り殺した。真っ赤な血だまりが出来た謁見の間では宰相や文官などが自分に被害が出ないように気配を決して癇癪が収まるのを待っていた。

しかし、ドリスは癇癪のままに命令を下し始めた。


「サジタリア王国にもう一度侵攻しろ!今度はもっと多くの軍勢を向かわせるのだ!それとナタリーも出せ!あ奴なら簡単に落とせるだろう!」


 その言葉に宰相たちは驚く軍勢を出すのは予想できていたがまさかナタリーを出すとは思っていなかったのである。

 ナタリーとはレオル帝国における勇者であった。勇者はこの世に4人しか存在しないが全員が一騎当千の実力を持っており特にナタリー・ダークネスは長年勇者を輩出してきた家の娘で先祖には初代勇者もいた。

 そんな彼女を砦を攻めるのに使うとは思っていなかったのである。しかし、皇帝の命令であるため撤回は難しかった。宰相はあの(・・)ナタリー・ダークネスが言う事を訊いてくれるか心配だったが何とか頼んで見るかと気配を消して謁見の間を後にするのだった。


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