<序章>
<序章>
高校二年の春-
赤井修平は、送られて来た手紙を見ながら自分の学生寮の部屋を探していた。
第2学生寮307号室。そこが今日から入る寮番号だ。
「307、307っと・・・あ、あった」
今まで寮なんてものに入った事のなかった修平はノックもせずに扉を開けると、
部屋の真ん中でバスタオルで体を巻いただけの美少女が居た。
(・・・・・・え?)
艶やかな黒の長髪。バスタオの上からでも分かるモデルのような肢体。胸には二つの大きなメロン。
や、やべえ。超かわいい。何秒間だっただろう。二人は見つめ合ったまま微動だにもしなかった。
この時、修平の頭の中は生まれて初めてのフル回転をしていた。
ここで二つの選択肢が脳内でギャルゲーのように出てきた。
一つ、ああ、すみません部屋間違えました。てへペロッ。
二つ、何も言わずに扉を閉じて、見なかった事にする。
よし。後者で行こう。
何も言わずにそーっと扉を閉じて、何も見なかった。俺は何にも見てない。と心中に訴え続けながら寮の廊下を歩こうとした瞬間・・・・・・
今さっきの部屋からドタバタと足音が聞こえたと思ったら扉を思いっきりぶち破ってきたのだ。
「やべえええ!!」
青ざめる修平。
「おい、変態!人の部屋を覗いといて何も言わずに出て行くとはいい度胸じゃねえかよ」
出てきた美少女の体にはこの学院と乏しき制服を着ているがどこかさっきの雰囲気と違う。
ま、まさか!契約霊とコネクトしてんのか!?まずい。これは非常にまずい。
コネクトせずに攻撃を食らうと俺の身体が肉の塊になってしまう!
余計に顔が青ざめ始めた。
「死んで詫びろ、この変態があああああ!」
「待ってえええええ!誤解だあああああああああ!」
かくして編入前の前日に俺は・・・・・・
初めて書いた小説です。
面白くないと思いますが、読んでみての感想をもらえると嬉しいです。