日本のルンバ
元の世界に戻った俺は、家にあるロボットを異世界に持って行く事にした。
「とりま、先ずは日本のルンバだな。
日本のルンバを異世界に持って行くか。亅俺はメイド・インジャパンのルンバをリュックに入れ、「ロボットと言えば日本の十八番。ロボットと言えば俺の十八番だからな。亅と呟き、
「これから日本のロボットで、異世界改革するぞ!亅と叫ぶと、一人暮らしの家で「じゃあ、行って来ます!亅と
元気良く挨拶し、玄関をくぐり、家の前にあるマンホールの穴から落ちて、また再び異世界に吸い込まれて行くの
だった。
しかし、今回は前回と違った。落下して行く最中に意識を失わないのだ。
俺は何となく嫌な予感がした。
「これ、まさか…。亅
果たしてその虫の知らせは的中してしまった。
突如、異世界の天空に穴が空き、
俺はそこから地上に向かってぐんぐん落下して行った。
「どわあああああ!亅俺は叫んだ。
このまま落下して行ったら死んでしまう。
しかし、下にジャングルが見えた。
俺は空中で方向転換し、上手い事
ジャングルの木の枝に引っ掛かかり
一命を取り留めた。間一髪だった。
「危ねえ…!死ぬ所だった…!亅
俺はジャングルを抜けると、半壊した城を見つけ、そこに向かって走った。
王室に着くと、ソフィアと女王が俺を待っていた。
ソフィアが俺を見るなり、
「もう、ジンさん何処に行っていたんですか!?井戸に行ったきり急に帰って来なくなるから、心配したんですよ∼!亅と言って来た。
俺は、「ああ、悪いな。ソフィア、
ちょっと井戸の穴に落ちて俺の元居た世界に帰って居たんだ。どうやら俺は穴から落ちる事で元居た世界とこの世界を行き来出来る見たいだ。亅
と言った。
ソフィアは、「えっ!?穴から落ちる事で2つの世界を行き来出来るんですか?亅と驚いて言った。
俺はリュックサックからルンバを取り出すと、スイッチを入れ、床に置いた。ルンバは床を掃除し始めた。
「これが俺の元居た世界のロボットってアイテムだ。どうだ?こんなモン、こっちの世界にゃ無ぇだろ!?亅と俺は自慢げに語った。
ソフィアは目を輝かせながら、ルンバを見つめ、「凄ーい!これがロボットと言うアイテムなのですね!私、感動しちゃいました!亅と言った。
女王が、「これがロボットとか言うアイテムか。ソフィアから聞いてはいたが、中々便利なモノだな。こういうモノがあると助かる。ソフィアが給餌としてドジだから、尚更だ。亅と言うと、ソフィアは「すみませ∼ん!私がドジなばかりに…。亅と申し訳無さそうに言った。
俺は、「まだまだこんなモンじゃねえ!俺の国日本にはもっと沢山のロボットが有るんだ!もっともっと持って来て、この王国を発展させてやるぜ!亅と言った。
女王は、「こういう便利なアイテムは多ければ多い程助かる。私達の世界に無い物だからな。この国の再興に繋がる。亅と言った。
俺は、「勿論ですよ!もっと沢山のロボットを持って来ます!亅と女王に言うと、元の世界に戻る為に井戸へ向かおうとした。のだが、後ろから、
「待って下さい!亅とソフィアに呼び止められた。
俺は振り返ると、「何だよ。亅とソフィアに言った。
ソフィアは、「あの、是非、私もその世界、あなたの住んでいるそのニホン
と言う国へ連れて行って下さい!亅と俺に行ってきた。
ソフィアは続けて、「私、生まれてこの方、この王国しか知らないんです!
是非外の世界を知りたいんです!亅
と俺に言って来た。
俺は、「そうだったのか。ソフィア。
分かった。じゃあ俺の国、日本に連れて行ってやる。女王様、それで良いですね?亅と女王に聞くと、女王は
「そうだな。こいつは外の世界を知らない。と言うか、世間知らず過ぎる。
丁度良い機会だ。ソフィア、ジンと共に、そのニホンと言う国を巡って来い。亅とソフィアに言った。
そして、俺とソフィアは二人で井戸に向かい、日本に行く事にした。
「まあ、穴から落ちて異世界同士を
行き来出来るのは、俺の専売特許だが、多分、俺がソフィア、お前の手を握って、二人で一緒に落ちれば、俺と一緒に、お前も日本に行けるだろう。亅俺はソフィアにそう言った。
ソフィアは俺に対し、「ええ〜、本当ですか∼?亅と言いながら俺を見つめて来た。
俺は「あのまあ、異世界転生モノで、
こういう事は大抵の場合、そういうモンだって、相場が決まってるモンだからな。多分…。亅そう自信無さげに
語り、頭を掻いた。
そして、俺はソフィアの手を取り、
「じゃあ、行くぞ。ソフィア。亅と
言いながら、井戸の穴にソフィアと共に落下した。
そして、ソフィアと共に長い長い穴を
落下しながら、俺はまたも嫌な予感を覚える。
「また、意識を失わねえ…。まさか…。亅
果たして、その嫌な予感は的中してしまった。
俺とソフィアは俺の家のトイレの便器の中から二人して飛び出した!
そして、俺とソフィアは二人してビッチョビチョのベタベタのずぶ濡れになりながら、トイレの個室の床に叩き付けられた!俺「ホッペパア!亅
ソフィア「わあああ!亅
二人して素頓狂な声を上げる。
「痛てててて…。おい、ソフィア、大丈夫か?亅俺はソフィアに尋ねる。
ソフィアは、「ああ、はい。何とか…。亅と答える。
「ったく…、異世界にダイブする場所って、何でこうもランダム何だか…。亅俺はバツの悪い顔でそう呟く。
ソフィアは「えっ、転生する時の場所ってランダム何ですか?亅と聞いてくる。
続けてソフィアは、「あの、所でジンさん。亅と言うと、「あの、今、ホッペパア!って言いました?亅と言ってくる。
俺は「言ってない。亅と言った。
「いいえ、言いました。亅とソフィアが突っ込む。
「聞き間違いだろう。亅
「いいえ、確かに言いました。亅
「…」「…」
「…ジンさん、驚くとあんな声上げるんですね…。亅
ソフィアが言ってくる。
「うっ、うるせえ!とっ、とっとと行くぞ!亅俺はトイレの個室から出ると、ソフィアに俺の自室のロボット達を見せる為に、俺の部屋にソフィアを案内した。
ソフィアは、「凄∼い!これが他のロボット達何ですね!亅と目を輝かせながら、部屋のロボットを触って廻る。
「これは、日本の介護ロボットの一つだ。亅
俺は二足歩行の介護ロボットを説明する。
「例えば、この二足歩行ロボットで
障害者や老人の介護が出来る。
ロボットは味方だからな。シンギュラリティとか自我を持ったロボットが人間に反乱するとか、俺は信じねえ。亅
俺はそう言う。
ソフィアは、「そうですね。私も、そう信じてます。ロボットと人間は共生、協力し合うべきです。あの、所で、シンギュラリティって何ですか?亅と言う。
俺は、「まあ、簡単に言うと、シンギュラリティってのは、自我を持ったロボットが人間に反乱するって事だ。亅と説明する。
(まあ、とりあえず今度は、この二足歩行介護ロボットを王国に持って行くか。)俺は心の内でそう呟く。
「さてと、ソフィア、じゃあ、俺と一緒に、都内を巡るか!亅俺がそう言うと、ソフィアは、目を輝かせながら、「はい!宜しくお願いします!亅と言うのだった。
そして、俺とソフィアは、一緒に家を出た。
今回はいよいよ日本のロボット、ルンバ登場です!ルンバは異世界でどう通用するのか!?王国を再建出来るか!?
気になる方は是非見て下さい。
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