金の童貞と銀の童貞
ある日のこと、木こりが童貞を捨てていると、誤って泉の中へと童貞が落ちてしまいました。
「あ、まあいいか」
すると、泉の中から女神が現れ、にこやかに木こりへと微笑みかけました。
「貴方が落としたのは、この金の童貞ですか? この銀の童貞ですか? それとも30年物の普通の童貞ですか?」
木こりは驚きました。近頃木こり界隈で噂になっている泉の女神を目の前に、木こりは腰を抜かしました。
そして木こりは恐れました。正直に言ってしまうと、童貞が返ってきてしまう、と。何よりも金の童貞と銀の童貞までオマケに着いてきてしまいますので、木こりは黙って首を振り続けました。
「貴方は正直な方です。褒美に全ての童貞を差し上げましょう」
「な、なんで──!?」
木こりは迫り来る泉の女神に掴まれ、泉の中へと引きずり込まれてしまいました。
そして、返ってきたばかりの童貞を、根こそぎ奪われてしまいました。
──木こりの噂を聞いた悪い木こりが、自分もお世話になろうと、泉中へ童貞を捨てました。
「貴方が落としたのは、この金の童貞ですか? この銀の童貞ですか? それとも、この45年物の童貞ですか?」
「全部です!」
現れた泉の女神は悪い木こりのウソに、そっと眉をひそめました。
「嘘はいけません」
「な……!」
悪い木こりは懇願するように土下座をしました。もう見境無しです。
「おねがいします!!」
「……悪い木こりさんには、お仕置きが必要そうですね」
女神はそっと唇に指をあて、悪い木こりを泉の中へと引きずり込みました。女神はただのビッチだったのです。




