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世界で一番愛しています
最終章の導入
――リヴァイアサンを討伐したことで、私たちは勇者一行と認識されてしまい……あれからなんども、戦いの日々は続いていきました。
その度に、なんども立ち上がり……まるで勇者のように立ち振る舞ってきた。
けれど、どうしても納得いかない。
どうして、こんなに頑張っているのに兄さんと会えないのか。
生きていることは分かるだけに、もどかしい。
そこに行けない自分が許せそうにない。兄さんに会いたい。だいすき。もう、絶対に離さないし……どこにもいかせはしない。
私の下で幸せになるんです。
私こそ、世界で一番兄さんを幸せにできるはずなんですから。
だけど、兄さんは照れ屋さんですから……あと、鈍感ですね。
きっと、私と一緒にいることを拒否するでしょう。でも構いません。
だから――――
「私と一緒に、帰りましょう。兄さん……」
「断る。俺は、こんな神によって歪んだ世界を正さくちゃいけないんだ……だから、お前はここで殺す――ディーリヤ……いや、理亜」
せっかく記憶も戻ったんですから……一緒に、ずぅっと一緒に居ましょうよ…………




