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蒼炎を操る爆発のマギア

「通雷先輩!」


「ったく、一人で突っ込むな」


蒼い炎を纏った大剣を、分厚く凍った地面に突き刺す。

すると、一瞬で氷が溶けていった。


「足が! ありがとうございます先輩!」


「油断するな!」


先輩の注意で振り返ると、サイクロプスが腕を振り下ろす瞬間だった。

それを大きく跳躍して回避する。

俺の立っていた場所は氷で覆いつくされていた。


「前言撤回だ、みんな。こいつは物を凍らす能力じゃなくて、冷気を操る能力と言った方が正しい」


「強力な能力だが、俺と通雷先輩がいるから戦いは不利って訳でもなさそうだぞ。特に、俺との相性はな」


「そうか! 炎のマギア!」


透磨のマギアは煉獄弓ミアズマ、通雷先輩は蒼炎剣イラプト。

氷の能力なら炎の方が有利、透磨は遠距離ならなおさら!


「むしろ、神波の水のマギアは相性が……ッお前ら! 次が来るぞ!」


サイクロプスは横を大きく薙ぎ払った。


(そんな好き勝手に町を荒らさせてたまるかよ!!)


モータルに力を込めて、空を斬りつけた!


「ブラック・イデアリズム!」


地面から紫色の結晶が出てきて、氷塊に衝突する。

そのままアイツの氷と一緒に砕け散る。

相殺してやった!


「確かに私との相性は悪いですが……!」


神波はマギアを展開して、屋根から飛んだ。


「お姉ちゃん! 行くよ!」


「オーケー任せて!」


光る綿……律葉さんが、神波のポケットが飛び出す。

そのままサイクロプスの背後にまわって、斬りかかった。


すると、サイクロプスの動きが、目に見えるほど遅くなった。

あの竜のモンスターと同じように。


「これは狙いやすいな。業火弓4連!」


弓を放つと、4つの矢がサイクロプスに命中する。


「おい光坂、死の宣告を使っとけ。このまま俺が削りきる!」


「は、はい……?」


通雷先輩に言われて疑問に思ったが、確かにこのタイミングがベストだ!


「死の宣告!」


サイクロプスにおぞましい気配が宿る。

その瞬間、俺も体から力が抜けてく感覚に襲われた!


(クッやっぱり気のせいなんかじゃない! 即死の力の代償は……俺の生命力か?)


「先に謝っておくぜ光坂。こいつを削り切ったらごめんな!」


通雷先輩はサイクロプスに突っ込む。

そして大剣の炎が勢いを増したかと思うと、


「イラプト・アンリーシュ!」


激しい炎がサイクロプスを何度も焼き尽くす。

重厚な大剣を、軽々と振り回して連撃を放つ。


「カルディア・ヴィス・レーヴァテイン!」


その剣を抜き払うと、突然サイクロプスから大爆発が起きた。


「す、すげえ……って、これは!?」


モータルの即死の力が解放出来る。

俺じゃなくて、先輩が強力な技を使ったのに。


「終わりだ!」


俺は即死の力を解放する。

すると、おぞましい気配が強くなって、モンスターを即死させた。

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