#04 第七区戦
第1位、第2位、第3位を狙う組織……第七区が地獄とかす、そして新たな争いをうんでいく。
あれからというもの、僕は外出の際には必ず薬を持ち歩いている。
やはり何が起きるか分からないし何かあってからでなは遅い、今は第七区をテロリスト共が襲撃して警察とテロリストが交戦中らしい。
「コイツら何なんだ!」
警官がそう叫ぶ。
特殊部隊の数を上回る謎の武装テロリスト、敵は無能力者だが武具は最先端な物ばかり、圧倒的に警官の戦力より上であった。
異能部隊に応援要請をしたいところだが異能部隊には大人だけではない、半数以上が学生なのだ。
「我々は革命部隊だ、貴様らの様な奴を野放しにしておけば世界は乱れる、よって殺す…超能力者は皆殺しだ。」
第七区は銃声が響き渡る戦場状態、まるで地獄絵図だ。
助けを求め逃げ惑う人々に、必死に何かを守ろうとする者もいた。
「大変です!調べた結果、奴等は魔術師協会から追放された者や島から追放された警官や人々の集まりです。」
革命軍のメンバーは無能力者だ。
だが黒幕はフリー魔術師の集まり、外世界の可能性が高い…もしそうだとすれば政府が手を出せない裏組織が雇われてる可能性が高いのである。
第七区4番街、そこを歩く男に忍び寄る影が……。
「お前等、誰?」
「我々は革命部隊、貴様を抹殺しに来た第3位!」
次の瞬間、赤い何かが通り過ぎ革命部隊を斬り裂いた。
それは第3位から生える2本の大きな手だった。
「あのさ、俺様は今別の獲物を探してるからさ……モブをぶっ殺してる暇ないんだよね。」
すると物陰から黒い革ジャンを着た男が現れた。
「じゃあ強者の相手をしてもらおうか。」
第七区21番街、迷い道通り。
「やぁ君、お兄さんと遊ばない?…デスゲームでね。」
「あ?…そんじゃゴミ、テメェが死ぬ事が確定するけどOKだなァ?」
第1位の下にも、外世界の刺客が送り込まられていた。
その頃、第2位の千欧は逃亡中だった。
いったい何なんだよ!?…家の中に変な集団が入って来るし、なんとか逃げられたから良かったが危なかった。
逃げていると前方に誰かが立ちふさがった。
その瞬間、レーザーの様なものが横を通り過ぎる―――だが違う、これはレーザではなく超低温の冷却砲……能力者だ。
「使うしかないか……。」
千欧はカプセル型な玉薬を噛み砕いて呑み込んだ。
視界が真っ暗になり、黒髪が茶色に染まった。
「さてと遊ぼうかァ…。」
前方の女は冷却砲撃ち込んだ。
千欧は簡単にそれを避けて女の目前に移動、蹴りを入れたつもりだったが女は背後に――――――――冷却砲が放たれる、それを再び避けて問い掛ける。
「テメェ等、何もんだ?」
女の横にはもう1人、能力者と思われる男が立っていのだった。
第七区だけではなく第六区にまで及ぶ外世界の魔の手はこの島をも脅かす、三人の前に刺客達が現れる。