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序 その2

人は「なぜ私がこのような目に合わなければならないのか」と思うほど、激しく、理不尽な苦難に遭うものですが、そこで死んでしまうようなことが在ってはなりません。

自殺を社会問題ととらえた場合、この解決には、議会や行政、市民社会、企業、家族等の総合的な努力が必要です。

もちろん個人も努力を求められるでしょう。

私は私なりに何かをしなければならないなと思っておりましたので、文章を著して発表することにした次第です。

1人の人間がその能力の限りで書いたものですから、たとえ効果があったとしても極めて限定的なもの止まると思います。

社会全体で取り組むべき問題なのですから、こう言わざるを得ません。




本文章はキリスト教の専門家が書いたものでも自殺の専門家が書いたものでもありません。

さらに、専門的なキリスト教や自殺抑止の訓練を受けていない者によって書かれています。

ですが、医療関係者でもキリスト教の利点を使って、自殺抑止に努めている者はごく限られていると思いますし、キリスト教の専門家が書いた自殺抑止を目的とした文章は、どこかしら、キリスト教の信仰や知識を前提としてしまっているようにしか見えませんでした。

私は、キリスト教信者であるとともに、20年来うつ病に間歇的に悩まされた経験を持っています。

専門家ではなく当事者によって書かれた文章にも意味があるのではないかと思ってこの文章を書きました。




本文章を読むにあたって聖書を読んだ経験も、キリスト教の知識も必要ありません。

また、聖書の引用箇所は、本文に入れてあります。

そのために引用文が多くなっておりますが、これはご寛恕いただきたいと思います。




さらにですが、この文章を読んですぐに教会に行くのも避けていただきたいと思うのです。

理由は簡単でカルトが多いからです。

ご自分で「これはカルトだ」と分かる場合は良いのですが、カルトがカルトづらをしてやってくるとは限りません。

むしろ「自殺したい」というような方をこそカルトは標的にするわけですから、ここは慎重になるべきだと思います。

この文章を読んでキリスト教に興味を持っていただけるのはまことに有り難いことです。

しかし教会に行くのは、「死にたい」が無くなった後に、WEBなどで情報を収集し、十分検討してからにしてください。うつ病罹患中は、人生に関する重大な決断は控えるのが原則です。

自分の信仰する教えを選ぶことは、一生の大事ですから、健康状態がよく、深い熟慮ができる時に行うべきだと思います。



引用に用いた聖書は、新改訳第4版です。


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