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プロローグ

…それは私がはじめてアレになった時のことだ。


「…嘘をついてはいけませんよ」


それは幼い時に言い付けられた。


「そうしたら、あなたは化け物になってしまいます」


母からの子供騙し。


「だから何があっても嘘をついてはいけませんよ」


ただ、必死に訴えてきた。


それだけの、嘘。


……のはずだった。



ある時、私は初めて嘘をついた。

それは言い付けが子供騙しだと決めつけられるほどの年齢になった時。

母にしょうもない嘘をついた。




気がついたときには家は半壊していた。

母は血を流し、私は手に血を付けていた。


化け物

それは

理性を失い、まるで乗り移られたかのように人を苦しめて喜ぶ


わたしのことだ


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